地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ベイビー食器としてのノリタケ60メラミンウェアシリーズ

家人にまだ早いよーと言われつつ前から決めてたしどうせ時期が来たら買うしいま買いに行けるなら買っちゃおう、ということで買ったベイビー用としてノリタケ60メラミンウェアシリーズを購入。色は淡い黄色。軽いしファンシーじゃなくかわいいし使いやすそう…

ホームベーカリーでフランスパンを焼いてみた

次なる挑戦はフランスパン(の食パン)。フランスパン専用の小麦粉「リスドゥル」を使用。焼き上がりは成功。はあ、HBてなんて楽しいんだろう。しかしこれでちょっとしばらく作れない。冷凍庫にパンがうなっているのでそれを消費してからでないと・・・。ところで…

"妊婦はいつでも美しいものよ"

松田道雄『私は赤ちゃん』

購入した中の一冊、松田道雄『私は赤ちゃん』はなかなか独特の育児書で面白い(数ページ読んでみた)。育児書というより読み物なんだけどでも育児書?別にママになる予定のない女の人でもていうか男の人が読んでも面白いと思う。私は赤ちゃん (岩波新書)作者: …

京都へドライブ

おにぎり持って家人と京都へドライブ。西京区嵐山にある松尾大社へ。酒の神様が祭られているせいか?一歩中へ入るとぷーんとお酒の匂い。そして至るところに亀の像(神様のお使いなんだとか)。松尾大社に来たかったのは"松風苑"と呼ばれる庭園の重森三玲最期…

ホームベーカリーで焼いたパン

昨日早速焼いてみたパンだけど、イーストの保存状態が悪かったせいかスキムミルクの代わりに牛乳を入れたせいか膨らまずパウンドケーキのような食感の食パンになってしまってがっかり。味はパンだけどパンじゃない・・・今日はリベンジで昨日とは別のイーストと…

谷崎潤一郎『蓼食う虫』

ある夫婦が離婚へと向かう心理を刻々と丁寧に描きつつ大阪弁天座や淡路島での人形浄瑠璃観賞などという大衆芸能も登場する。緊張感というか緊迫感をもって綿密に描かれ複雑になる人々の心理状態が作品の魅力。関西の風土や関西の人々の様子も私にとっては楽…

"愛は隠れた対象に向かう"

『女の都』(フェデリコ・フェリーニ/1980/イタリア、フランス)

久しぶりに見たフェリーニで"フェリーニの映画"を思い出した。『8 1/2』ほどではないかもしれないけれど、夢物語のような妄想の世界で過度なフェミニズムやレズビアン、セックス、男性のシンボルをモチーフにした装飾品、ごちゃごちゃと入り乱れる幻想物語は…

ホームベーカリー

お正月に家人のお姉さんと話をしていて、どうやらお姉さんは毎日ホームベーカリーでパンを焼いてHB生活を満喫しているらしくどこそこのホームベーカリーがいいとか材料のネット通販の話とかしてやっぱりどうしてもホームベーカリーが欲しくなってやっと購入…

彼女は愛人に存在感がないと気づいている

安野モヨコの「今日会った人とどうにかなっちゃうかも!と思えなくなってきたら女子力が低下している証拠」とかなんとかそういう意味合いの発言があって非常に納得。うーん、そういうのはもうめんどくさいよねえ、と家人と言い合う老夫婦みたいな私たち。既…

『さよならみどりちゃん』(古厩智之/2004)

南Q太原作のコミックを古厩智之(『まぶだち』が良かった)が映画化。主演の星野真里という女の子が全裸になってがんばってるのでピンク映画とかのひとなのかなーて思ってたら普通の女優さんだった。体当たりだ。南Q太ぽい雰囲気が生きてるし古厩智之ぽくもあ…

金井美恵子『目白雑録(ひびのあれこれ)』

『快適生活研究』を読んでしまったので『目白雑録(ひびのあれこれ)』を読み始めてみた。こっぴどい批評というか実名悪口が面白い。金井美恵子にしか書けないというかすでにそれが金井美恵子らしいというポジションを獲得している。ゆっくり悪口を楽しもう…

手作り貧乏ピザ

お昼は久しぶりに手作り貧乏ピザにしようということで、生地こね係を家人にがんばってもらう。ありがとうね。ミートソースを塗ってチーズをトッピングしただけ。おなかいっぱーい。

風はうめき、水はため息を、

聞こえ、見え、匂うもの、そのすべての生命が"愛した"と語るルイ・ヴィトン グループの美術館「Louis Vuitton Foundation for Creation」(設計はフランク・ゲーリー)。雲を連想したというガラス張りの美術館なんだけど、別段未来的とも感じないしガラス張り…

『ヌーヴェルヴァーグ』(ジャン=リュック・ゴダール/1990/フランス、スイス)

はじめて見たのはたぶん10年くらい前。当時はさっぱり意味がわからない映画だったのにこうして何度か見ているのはわからないなりに何か面白かったのかもしれないと今になって思う。でも20歳前後の大学生くらいならまだしもそろそろ"雰囲気"や"色使い"で「ゴ…

『犬神家の一族』(市川崑/1976)

録画してあった『犬神家の一族』を家人を誘って見る。怖い怖いと思い続けていたのではじめて見たのだけど、想像していたより怖くなかった。へんな画像処理と効果音が気になる。しかし犯人がわかってからが長い。146分も必要なのか。犬神家の一族 [DVD]出版社…

ジル・ドゥルーズ『シネマ〈2〉時間イメージ』

朝日新聞の書評にドゥルーズの本が載っていて読んでみたいなーと漠然と思っていたのを家人にぼんやり話すと「買ってみたらいいじゃん、でも高いよ」と言われ値段まで気にしてなかったのでいくらか調べてみると4935円もした。きゃ。でも家人に言わせると本で…

Je est un autre

私はひとりの他者

『わが町』(川島雄三/1956/日活)

大阪・天王寺を舞台にした織田作之助の同名小説の映画化。明治、大正、昭和と時代は移り変わって大阪の下町に住む佐渡島他吉の生涯を描く。大阪に住んでいるせいもあって昔の大阪の庶民の生活や、後半重要なシーンになる「四ツ橋沿いの"電気科学館のプラネタ…

『都会のアリス(Alice in Den Stadten)』(ヴィム・ヴェンダース/1974/ドイツ)

この映画は私にしてはめずらしく3回くらいは見ていて今日もなんとなく見ていたらやっぱり相当良くてかなり好きな作品だと思った。CANの音楽もとてもいい。以下はたぶんはじめて見たときの感想。 "ロード・ムービー三部作"と呼ばれる第一作。CANの音楽が自己…

写真屋さんにて

年始に撮ったデジカメ写真を現像するため近所の写真屋さんへ。ここはたいがい若めのお兄ちゃん2人がいて、歳とった藤山直美みたいなオバチャンもいるのは知ってるけど最近お店に出てるのはほぼお兄ちゃん2人なのでよく行くとはいえ覚えてくれてるのはたぶん…

下流社会 新たな階層集団の出現

私が読んだわけじゃなく、このベストセラー本を家人が読んでいろいろ説明してくれた。結論としてはなんというかどうでもいい本らしいのだけど、男性の分類でヤングエグゼクティブ系・ロハス系・SPA!系・フリーター系と分かれるなか、家人が"ロハス系"にぴっ…

陽光の引き裂く大地のうめき

必要なのは喪に服すポプラの影だけ

赤目温泉

ただいま重力から解放されるお風呂が好き。というわけで大阪に帰る途中で赤目温泉に一泊。街は寂しいけど山奥にあるなかなかすてきな温泉。のんびり。翌日は赤目四十八滝の入口にある日本サンショウウオセンターと観光名所の赤目四十八滝の不動滝までを見に…

年末年始

すき焼き、手巻き寿司、お雑煮、おせち、年末年始はお互いの実家でいろいろご馳走になっておなかがぱんぱん。食べれば食べるだけおなかが大きくなる気がする。自分のおなかながらすごい。そろそろ仰向けに寝ていると重圧感というか圧迫感を感じるので横向き…

金井美恵子『快適生活研究』

年末年始の帰省中に買ってあった金井美恵子『快適生活研究』をやっと読む。相変わらずの金井節が面白かったり苦笑したり容赦ないなーと思ったりした。快適生活研究作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2006/10メディア: 単行本 クリック: 17…

あけましておめでとうございます

たしかにそれは人の拓いた道でなく、自然にあつた道らしい、海にもある道のやうに