地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2003-09-01から1ヶ月間の記事一覧

月の夜だった。わたしは耳をひろった。

大阪・under public前にトラヴェリング・カウブックス(m&co.traveling booksellers)が来ていたので行ってみる。きれいにトラックに積まれた本自体もきれいなものが多い。値段は普通にちょっと高い。セレクト古本屋さんはせっかくセレクトしていい(と思われる…

死んだ鳥も歌うことができる。

昨日堂島PAUL でパンをたくさん買ったついでに軽い足取りで寄ったジュンク堂でちょっと驚いたのは、立ち読みしてたエルマガ(すごい好きみたいだけど別にそうではない)の本屋さん特集に、「書肆 砂の書」が掲載されていたこと。わーすごーい(「砂の書」はすご…

ぼくの救いにいたる鍵は、ぼくの体を助けることができないままに、

ぼくの肉のなかにかくされている。映画『グレン・グールド 27歳の記憶(Glenn Gould;Off the Record/On the Record)』(ロマン・クロイター、ウルフ・ケニッグ/1959/カナダ)。足を組んでハミングして、左手の演奏に右手で指揮をする。そんな天才ピアニスト、…

耐え忍ばれる不在とは、忘却以外のなにものでもない

昨夜テレビをつけているとトルコ紀行みたいな番組をやっていて、チャイハネの様子をうつしていた。驚いたのはそのチャイハネでのチャイの受け皿がうちにあったこと。調べてみるとトルコのふつうのチャイ屋にはたいていその受け皿が使われていた。うちではも…

恋する者の孤独とは、人間としての孤独ではない

T氏に「関西人てあったかいやろ?」と言われてかなりひいてしまったのはその自信というか思い込みというかなんとなく私には異質なものに見えたからか、私はもともと関西のひとではないので対抗意識があったのか、なんと言ったらいいのか説明に困るけれど、と…

美談にならない努力が素晴らしい努力なのだ

今日も心斎橋シネマ・ドゥにて『ムーミン パペット・アニメーション(1979)』。今週は3章・4章でムーミンパパの思い出シリーズ。これはとても面白くて先週の1章・2章よりもよかった。話がとんでいるので突然ニブリングが出てきたりするのがちょっと驚く。ヘム…

はじまり、おわり、ある瞬間、

名前を覚えてる?君ならどの役を?家人と一緒に心斎橋シネマ・ドゥにて『ムーミン パペット・アニメーション(1979)』観る。親子連れからオタクまでひとがいっぱい。パペット版ムーミンはとてもかわいらしくて、プチグラはクルテクの挽回をしているように思え…

だが 私の言葉は消えない

阪急百貨店3Fに「STYLe H (スティル・アッシュ)」がオープン。Eley Kishimoto (イーリー キシモト)、mina perhonen (ミナ ペルフォネン)、Mackintosh (マッキントッシュ)、Pringle (プリングル)を扱う同店の紹介文『30-40代のキャリア女性をターゲット!』に…

どんな問題も秘密をけがす

解決策はその問題をけがす。誰が書いたのか知らないけどもうちょっとなんとかなりませんか、と思うコメント付きのフィル・ニブロック来日情報。前にも同じことを書いた気がする。フィル・ニブロックと聞いて反応して角田俊也と聞いて反応する。 ■ PHILL NIBL…