地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

血の波を、鉄の壁をつたって、クロームメッキに沿って

招待券があったのでサントリーミュージアム天保山での「ジャン・ヌーベル展」を家人と見に行く。ジャン・ヌーベルて知らなかったんだけど展覧会はなかなか面白かった。カシャカシャといろんなスライド写真が暗い壁に映し出され、たくさんの小さな写真がライ…

きらきらと輝く、豪奢な醜さで

近所のペットショップでフレンチブルドッグ発見。平成15年12月29日生まれの黒フレブル。ものすごーいかわいくて興奮。へばりついてガラス越しにデジカメで撮ってみる(なので画像がちょっと反射気味)。いいなあいいなあ、でもすぐ誰かに買われちゃうんだろう…

若い娘だらけの灰色の永遠のどこかには、

バラ色のビキニを着て、折から風が赤毛を吹きぬけている、この長い脚で進んでゆく白い体の似姿があるのだった。映画『滅びゆく大草原(The Vanishing Prairie)』(監督:ジェームズ・アルガー、製作:ウォルト・ディズニー/1954/アメリカ)。ウォルト・ディズニ…

黄色いプラスチックの一片と、

青白だんだらの水着姿の女とのあいだにて、盲目の太陽が、裸の空の一部が、どれも同一な百もの窓をうがたれたビルがあるのだ。本日も家具やキッチンツールを見るためお出かけ。でも今日はこれといったものに出会えない。唯一アクタスで見た mina perhonen の…

冒頭というものがあり、

それは燃え上がる焔がたばこと出会うときだった。最近は家具やキッチンツールやテーブルウェアに夢見る日々。雑誌をたくさん購入して部屋の構想を練る。楽しい。今日は家具ショップでダイニングで使用する椅子を見る日。京町堀周辺。infixデザインの家具を扱…

もうすでにあのかけ言葉が、あの悪ふざけが、

あの謎なぞがあって、名前を破壊し、それを虚しさの手に引き渡してしまっていたのだ。映画『8人の女たち(8 Femmes)』(フランソワ・オゾン/2002/フランス)。面白い。売れてる映画監督のなかではやっぱりオゾンの映画はかなり好き。突然踊り出すカトリーヌ・ド…

見抜くことのできない嘘、ひとつの冗談、かけ言葉、謎なぞ

家人が芦屋市立美術博物館「幻のロシア絵本 1920-30年代」の展覧会(会期:2004年2月28日-4月11日)を教えてくれた。ネットで情報を見てるとすごい面白そう。どうもこういう展覧会に喜々として行くのはイラストものが多かったりする(チャペック展とか)。子ども…

それが美しい幻影じゃないのか、

人間に手を貸して、希望を持たせるための幻影。石川県の山代温泉へ。美味しい食べ物と温泉でゆっくり。山代温泉にしたのは特に意味はなかったのだけど冬の北陸のイメージと行ったことのない温泉地ということで。しかし冬の北陸はすごかった、目の前がかすむ…

つまりね、つまり甘草の味がするからさ

イーリーキシモトとgraf.のコラボ家具が4月に発売。店頭に並ぶ前に完売なのかな。graf.に行けば見れるかな、とちょっと期待。そんな graf.のギャラリーでリサ・ラーソンの展示。 ■ 『リサ・ラーソンとスウェーデンの暮らし』展 会期:2004.03.02-2004.04.11 …

あらゆる色彩は、

空虚の中でさながら蛍光を放つようで、音楽にあわせて跳びはねていた。