地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2003-10-01から1ヶ月間の記事一覧

物言わぬ肉体と浸透しがたい鱗をつけた皮膚

先日眠くなりながら見ていたNHKアーカイブス『ルポタージュにっぽん「おとこ東大どこへ行く」〜10年目の東大全共闘〜』(1978年制作)。うーん、と考えて思ったのは集団てうさんくさいなーて。たぶんこの番組を興味を持って見たひとは自分の日記に感想とか書か…

笑うだろう その日が来たら 君は笑うだろう

久しぶりにジ・アース・カフェでケーキを食べた。靭公園に面したこのカフェは、今の時期透明シートがなくても虫も入らずいい気候でテラス席で食べたりするのはなかなかいいと思う。ここのケーキはとても美味しい。しかし今日は人が多くて音楽も音量が大きく…

冬は野原にネズミを持ちきたり 僕は青いサテンの襞のなかで

家人と「からほりまちアート」に出掛ける。今年で三回目というこのイベントは、空堀商店街周辺のお店や民家や路地を使ってアート作品を展示するというもの。古い長屋や坂道などが多く路地へ入ればちょっと不思議なレトロ空間。昨年はこのイベントを知らなか…

「イペルポリスを燃やさなければならない。」

利休箸が欲しい。吉野の赤杉の利休箸。利休箸とは両端が細い両口箸でよくおめでたい席(結婚式とか)に出てくるお客様用のお箸。利休箸を菜箸代わりにすることはよくあるけれど、吉野の赤杉の利休箸を菜箸にするとお料理中、食べて確かめなくても食材の感触が…

カフェの中で永遠化されている対話みたいなもの

3泊4日の上海旅行から本日帰国。いまも胃がもたれるほど中華料理を食べたけど楽しかったー。・上海の象徴 -外灘(バンド)の夜景 東方明珠広播電視塔(テレビ塔)はあきれるくらいに上海ポストモダンで下品で色とりどりのネオンは最高。浦東側にある旧中国通商銀…

すべてはリズムである。

美を理解すること、それは自分固有のリズムを自然のリズムと一致させるのに成功することである。北新地にも支店があるフランス菓子店『ア・キャトル』、阿波座の本店(超閉鎖的な外観)に寄る。どれにしようかなーと迷って「モンブランとガトーショコラをくだ…

微かな音がするたびごとに、新たな恐怖につつまれる

千里中央に行くついでに緑地公園の天牛書店に寄る。家人がどうしても寄りたいと言ったのでお供する。天神橋筋商店街にある天牛書店より広い。そして天牛書店らしくきれい。いろいろあっていろんな人が買いに来る、こういう落ち着いた古本屋さんは好き。だけ…

「彼と同じものをつくれ。」

「それを彼と瓜二つのものとし、彼のもう一人の自分となし、嵐のような心臓に対する、嵐のような心臓とせよ。」先週見たブランキーノのジャケット、やっぱりかわいかったなーと思って家人がスーツを見ている隙にちらと見に行って値札を見ると10万円した。た…