地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


「イペルポリスを燃やさなければならない。」

利休箸が欲しい。吉野の赤杉の利休箸。利休箸とは両端が細い両口箸でよくおめでたい席(結婚式とか)に出てくるお客様用のお箸。利休箸を菜箸代わりにすることはよくあるけれど、吉野の赤杉の利休箸を菜箸にするとお料理中、食べて確かめなくても食材の感触が手に伝わってくるらしい。

雑誌『あまから手帖』の11月号で"パンの楽しい現在形"として京町堀のブランジェリ・タケウチが特集されていた(特集ってへんかも)。タケウチの2Fカフェは11月オープン予定だそうで、写真掲載されていたメニューはとても美味しそうだったので行ってみたい。

大阪の女の子が「泊まるならやっぱリッツやろ」と言う(少なくとも私の周りでは)、ザ・リッツ・カールトン大阪は日本のホテルランキングによると全国第6位(大阪1位)だそう。名古屋マリオット・アソシア・ホテルも同位。上位は全部東京なわけだけど、1位は妥当にパークハイアット東京。こんなランキングを見ながら、いいホテルに泊まるって縁がないなーと思った。

映画『美しきセルジュ(Le Beau Serge)』(クロード・シャブロル/1957/フランス)。ヌーヴェル・ヴァーグ長編第一作目。クロード・シャブロルの映画は好きなほう。この作品のサスペンスタッチの効果音は好みでないけれど、根源的な部分へのスポットの当て方や心の葛藤の描き方が少し偏屈で今見ても面白いと思う。普通に面白い、のちょっと上をいく面白さ、それってちょっと難しいこと。

映画『花のようなエレ(Helle)』(ロジェ・ヴァディム/1972/フランス)。クロード・ルノワールの撮影て知ってて見てるせいもあるけれどなんかすぐ分かる(気がする)。同撮影のジャン・ルノワールフレンチ・カンカン』(1954)『黄金の馬車』(1953)とか大好きな映画だからその感覚を思い出す。南仏の匂いをプンプンさせて、耽美さと甘酸っぱさの両方を持っているけれど、個人的にストーリーが愉快でなかったのが残念。