地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2003-07-01から1ヶ月間の記事一覧

重たくのしかかる魂に一つの穴をうがつことを試みて、

何かを見よう、理解しよう、溶けこもうとした。東京・自由が丘と大阪・立売堀にお店を構える FIQ(=FABRIC & FURNITURE in IDEAL QUALITY)。ファブリックと家具中心のステキショップだと聞いて行ったらほんとになんてステキショップ。いろんなテキスタイルが…

太陽、澄んだ空気、静けさ、海、力、美

映画『スカートの翼ひろげて(The Land Girls)』(デヴィッド・リーランド/1997/イギリス)。第2次大戦中のイギリスが舞台のヒューマンドラマ。友人と次々寝るジョーに婚約者のいるステラが彼に恋心を経緯を持った理由がさっぱり分からない。さっぱり分からない…

外では白いものが、ここでは灰色だった。

赤かったり青かったりするものが、ここでは褐色だった。そして黒いものは、ここでは眼に見えなかった。mina perhonen の着物いい。イーリー・キシモトの靴はやっぱりかわいくてサイズがないことを思い出すとしつこく悲しい。マッセメンシュの幾何学模様のテ…

それは人が、肉体も魂もすべてをあげて、

色彩のない大理石板に刻印さえれる刻。神戸の雑貨屋 kitchen -キッチュン-(神戸市中央区海岸通4-3-1 清和ビル2F)に行きたい。近そうであんまり行かない神戸。花火大会を見る。キレイで楽しかった。ちいさな甥や姪と一緒に水族館や動物園に行く。プチ山登りも…

遠く、忘れ去られた時間の夜の深みには、

青白い鏡のようなものがあって、絡み合ったカップルの怪奇で逞しいイマージュを反映させていた。映画レディースデーの日に『トーク・トゥ・ハー』(ペドロ・アルモドバル/2002/スペイン)を観に行った。すごい女性の数で開演20分前には「今日のチケットはすべ…

深淵がその口を閉じるであろうとき、

そして禿鷲が突然石のように落ちるであろうとき、もはや物音はなく、言葉もなく、グロテスクな運動もないことだろう。映画『薔薇のスタビスキー(Stavisky)』(アラン・レネ/1973/フランス)。時代背景や歴史が分からなくて理解できなかった。1930年代、フラン…

宿命的な結末を忘れ、苦痛を、崩壊を、

時間のこまかいが有効な攻撃を忘れねばならず、空虚を、よるべなさを、孤独を忘れて、自分自身の冒険を歓喜をもって生きねばならなかった。この週末に母と宝塚を観に行った。"花組 宝塚大劇場公演「野風の笛/レヴュー誕生」"。席は1階12列目のセンター。トッ…

影と光が倦むことなく点滅しはじめた

渋谷・シネマライズで7/19(土)からモーニングショーで上映される以下作品。大阪では心斎橋シネマ・ドゥにて8月上映。6話を1章(約50分)にまとめたかたちで全6章。どれだけ見に行くことが出来るかな。 ムーミン パペット・アニメーション 監修:トーヴェ・ヤン…

脚はむなしく 眼鏡は 病み 恐怖は 日常のことである そんなときに。