地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

怖るべきことどもだ、少し近すぎるところから見るならば

昨日は Casa BRUTUS の関西特集で紹介されていたデザイナーズダイニングみたいなところで家人とゴハンを食べた。予約をした家人から「なんかヘンだよ、電話受けたのおばちゃんだった」と聞いてオシャレモダンダイニングなはずなのにとちょっと不安だったけど…

最も甘美なものは 吹きつける風

おいしいイチゴを食べた。ちょっとやばいくらいおいしい。イチゴといえばかわいいのかかわいくないのか分からないイチゴのキャラクター。材質は陶器でデカいらしい。かわいいようなかわいくないような、でもかわいくない。先日北新地でイタリアンをご馳走し…

他人たちの言葉を、教養を、知性という多面鏡を

憎むことを覚えたまえ。谷崎潤一郎の奥さんは夜寝るときでも薄化粧をして決して素顔を見せなかったとか。そういう行為が今でも美徳や美談になってる例は多くあるけれど、だからどうだという気がしてならない。関西ローカル番組の神戸出身素人タレントRが「名…

すべてがつまりはあまりに生きていた

すべてがあまりに呼吸し、あまりに震え、あまりに唾を呑みこみ、つきまとって離れぬ甘い匂いをあまりに発散していた。家人が東京出張のお土産にパークハイアットのランチボックスを買ってきてくれた。念願のパークハイアットのランチボックスは超かわいくて…

「なぜ思考は閉じられた体系なのですか?」

国立文楽劇場にて家人と人生初の文楽鑑賞。演目は以下。 ■ 1月文楽公演 公演期間:2004.01.03-2004.01.25 会場:国立文楽劇場 演目:第2部 4時開演 『南部二月堂 良弁杉由来(ろうべんすぎのゆらい)』 志賀の里の段 桜宮物狂いの段 東大寺の段 二月堂の段 …

心優しく温かい男性こそが

真に男らしい頼るに足る男性なのだということに気付く時、大抵の女はもう既に年老いてしまっている。(『ベルサイユのばら』よりオスカルのセリフ)図書館かりてきた池田理代子短編集1・2巻。今の少女漫画でなかなか中学生が「あんな理知的なほほえみにきたな…

まなざしで 言葉で あなたを愛すると

あけましておめでとうございます。お正月は着物を着せてもらった(奥様風に)。帯の結び方も奥様。よく分からないけどいい着物らしい。いかに着慣れてる風に着るかを伝授してもらったけど疲れて半日も着なかった。けど楽しかった。着物いいなー楽しい。着物や…

もしもある男が

もしもある男が、夢の中で楽園を横切り、通り抜けた証として、一輪の花を受け取り、目覚めたとき、手の中のその花に気づいたとしたら、何と言ったらよいのか。