地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

傷のまわりに漂う血の軽やかな雲だ。

目の前にあった雑誌「東京人」をパラパラめくっているとそこに中野区の野方が出てきたので読んでみる。野方は家人が学生の頃住んでいた場所。私にとっては中野は中野ブロードウェイとか貧困なイメージしか出てこない。「東京人」に書かれている記事がどれほ…

言語という無限の道路をつたって走っていく

金曜は朝5時起きの日帰り静岡行きで新大阪に到着したのは午後10時過ぎ。ぐったりしつつ家人と待ち合わせてゴハンを食べに行くという体力のない私にとってはがんばった日。5時起きにつきあってくれた家人にありがとう。そういえば新幹線の中から久しぶりに富…

眼差は光の消えた鎧にあたってなまくらになり、

引っ掻き傷一つ残しはしなかった。北新地の『堂島天然酵母パンの店 聖庵』へ。北新地にあるだけあって夕方から深夜までの営業。夕方行ったのだけどきれいに着飾った出勤途中の女性たちとすれ違う。買ったパンを手に持ちながら少し悩む。そういえばマルビルに…

太陽を浴びて煌いている曇りない美しい風景

昨日買ったケヤキの木を植えかえてみる。ちゃんと育つといいな。阪神百貨店の「はちみつ専門店ラベイユ」へ。京都大丸にもオープンしたらしいけれど大阪ではとりあえず阪神百貨店のみ。すべてのはちみつをテイスティングできるのに人気店でなかなかテイステ…

これは永遠のコーンだ、永遠のアイスクリームだ、

そして永遠のちょっと黄色い白い味などどと考えながら。神戸にあるKarf-westというインテリアショップへ行ってみたい。セレッソ大阪 vs ジュビロ磐田を見に長居競技場へ。テレビで見るサッカーには興味はなくてもナマで見るサッカーはサッカー自体をあまり知…

指のあいだがひらいて、たばこは窓から飛び出し、

空気の流れに舞っていった。靭公園に桜があったかどうかさだかではなかったけれど桜を見に行ってみた。しょんぼりした桜が小さな花をたくさん咲かせていてそれはあまり花見というほどではないけれど青い空にピンクというより小さな白い花はととてもきれいに…

紙の薄い膜はまるで大理石で、

あるいはタングステンで出来ているかのように抵抗していた。家人と京都へ行く。一保堂茶舗で開化堂製一保堂茶筒とお茶を買う。開化堂の一保堂刻印入り茶筒が欲しくて、アローズなんかにも刻印なしは売ってるけれどアローズで買う気にはなれなくて(ネットでも…

幾千もの触角や、大顎や、脚や、吸盤で、

自分の前に晒された世界を探ってみた。今日は私の誕生日。家人が作ってくれたちらし寿司を食べて、その後バースディケーキを食べた。ちらし寿司は抜群に美味しくて、バースディケーキも抜群。ケーキは関西では一番有名だと思われるなかたに亭。なかたに亭の…

不透明で裸の肉体で、地面に寝転がり、

電気の煌めきの網目にかこまれてその場を這いずりまわっているのだった。よどんでいた空からぱーと明るい光が差し込んできて、お出かけしたいなーという気分になる。こういう劇的な天気の変化いいな。ブーランジェリー タカギに寄った後(たくさんのパンを買…