地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2003-04-01から1ヶ月間の記事一覧

あなたの眉は細く アラビヤの地平線のやうに かなしかつた

母の日のプレゼントを買いに高島屋へ。購入後、地下食品売り場で FAUCHON のジャムを指をくわえて見ていると家人が買ってくれた。わあ。新発売のジャムだ。久しぶりに難波のタワーに寄る。アメ村と較べると欲しいCDというのがあまり見当たらないけれど、ジョ…

あなたの日日は 僕たちの泪に縁取られた ゲンスボロオの美しい一枚のミニアチュルでした

病院で抜糸。抜糸前の大げさな処置から簡単なテープ処置で気楽に。Masse*Mensch(マッセ メンシュ)の服がかわいくて上品でステキ。北欧のファブリックを使ったワンピースやスカートがキュート。お嬢さん、て感じのお洋服はいいな。A.P.C.にちらと寄ったのだけ…

あの 大空の青 そんな青い絵を わたしはかきたい

今日は快晴。家人と神戸へ。神戸は京都に較べて断然オシャレだと思うのは京都より知らないせいかもしれないけれど、神戸と京都を較べると住んでみたいのは神戸だし街自体の雰囲気もすごく良い。海が近いせいか街が開放的で、京都は意図的な腹黒さや閉鎖的な…

必要なものが全部そろうことは絶対にない

代官山のショップ"trees are so special"(渋谷区恵比寿西1-5-10 B1F)で、スーザン・チャンチオロの1点モノTシャツが限定発売中。パッケージもすべて1点モノ。Tシャツ1枚入り\28,000・Tシャツ2枚入り\36,000。欲しい欲しい欲しい。5/1、PAUL&JOE から限定新色…

何事もその必然性と法則によって起こる、というのは、ちょっとした慰めにはなるね。

セレッソ大阪 vs ガンバ大阪の試合の観戦。はじめて行く長居競技場はすごく大きくてきれいだと思った。オーナーズシート専用入り口から入るのは気持ちいい。自分はサッカーはぜんぜんくわしくないけれど、家人はサッカー好きで「見たいなー」というのを聞い…

さまざまな意味にかこまれたさなかで、心のうちに変化が生じた跡がつくだけ。

昭和22年創業の洋食の店・青楓グリルでちょっと贅沢なランチ。洋食屋さんてどうして割高なのかよく分からないけれど、美味しかったので満足。六本木ヒルズってどうなのかな。かわいいなーと思っていた時計は1950年代に George Nelson(ジョージ・ネルソン)が…

みえない未来の記憶の 血の花火の

新幹線にひょいと乗って生まれたての姪と甥に会いに行った。ついでに静岡県の島田市にも足を伸ばして、ランチで懐石とか食べてみたりして。SPUR 5月号の小特集"ナイスな水着でキャッチ・ザ・ウェイブ!"に反応。かわいい水着も欲しいけど、キャッチ・ザ・ウ…

春の果実と魚で構成された アルチンボルドの肖像画のように

ミニマルな容姿にキュンとする角型食パン。今日の朝からはしばらく南船場 Bien Sur(ビアン・シュール) で購入した角型食パン。価格同様おとなしめでお上品な味。パン屋に行くと角型食パンが気になる日々は続く。サントリー和茶のCMを見て「いやらしい、いや…

君は呼吸し かつ挨拶せよ

君の位置からの それが 最もすぐれた姿勢である。おにぎりにぎって家人とお花見へ。毎年4月中旬から下旬の桜の開花時に、造幣局の構内旧淀川ぞいの全長560mの通路を一般花見客のために1週間開放する、ちょっと有名な大阪造幣局の桜の通り抜けに行ったらもの…

涙一滴もこぼさない。生きてゆくことで、死んでしまって。

北欧に旅立ったNくんは無事彼女と会えたかしら。と思ったのはヘルシンキ最前線を見てたせい。見ていたらいろんなデザインショップに超行きたくなった。エスプラナーディ通りとか思い出して楽しい。ステキなキッチンツールだとか椅子とかテーブルとかに囲まれ…

にせものの神は苦しみを暴力に変える。真の神は、暴力を苦しみに変える。

朝日カルチャーセンターの冊子をぺらぺらめくって目に入った公開講座。 講座名:心の病を 講師:新宮一成(京都大学大学院教授、精神科医) 日時:金曜 18:30-20:00 4/25,5/9,6/13 受講料:会員 \6,900 / 一般 \7,800 新宮一成も朝日カルチャーセンターで教え…

われわれはみんな現実の世界を迷いでてわれわれはみんなそれぞれの避難所にやってくる。

梅田でお寿司をごちそうしてもらう。私の他数名。おいしいものを食べるとしあわせ。ごちそうしてもらったKさんの発言に感動することしきり。「ここは嫁はんしか連れてこんとっときの店やで」「明日は会社定時に退社して嫁はんとヒルトンの前で待ち合わせして…

愛せられるというのは、嫌厭の念と入りまじった、虚栄心の満足

「Bien sur.」は「もちろん」。「A bientot.」は「また近いうちに」。パン屋の名前でフランス語を知る。映画『タンゴ(Tango)』(カルロス・サウラ/1998/スペイン、アルゼンチン)。タンゴシーンがステキな映画。バレエやダンスやミュージカル、そういった作品…

狂瀾怒濤の世界の叫もこの一瞬を犯しがたい

映画『ガッジョ・ディーロ (Gadjo Dilo)』(トニー・ガトリフ/1997/フランス、ルーマニア)。ルーマニアのトランシルヴァニア地方にいるロマ(ジプシー)達を中心にしたお話。同監督『モンド』(1995)は私のなかでとてもイメージがよくて、それは観た場所・観た心…

未来がわたしたちに見えないのは、いっしょにいるからだ。

映画『天使が見た夢 (La Vie Revee Des Anges)』(エリック・ゾンカ/1998/フランス)。日記の続きを書こうとする少女趣味な行為、苛立ち、映画にリアリティを求めているわけではないけれど、21歳の彼女たちが痛々しく切実で見ていてつらくなる。ナターシャ・ニ…

人生の本質的な問題は、次の点にある。

今日が最初の日であるかのように、毎日、新しく生活を始めること −しかし、一切の過去、その一切の結果、忘れられぬ一切の古いもの、それらを必ずそこに集めて、前提とすること。 母がやってきた。梅田にある31階のフランス料理店で景色を眺めながらゴージャ…

この大地にあるのは収穫物ばかり

耐え難い待機と、表現し難い沈黙ばかりだ。

動く格子のなかから ぼくはどうしても逃れることができない。

フリーペーパーを置かせてもらった soup という雑貨屋さんで Steiff(シュタイフ)やShuco(シュコ)の話をして帰る。人と話すと欲しくなってくる。でも高い。家人が帰ってこないうちにいろいろやろうとするのがいけない。帰ってきてからダッシュで掃除洗濯お料…

経度ゼロのうえに、青空の花が咲く。

「プロテメウスを知ってる? あの神話のように私を離さないで。たとえ私がライオンや魚に変身しても」『恋愛における結晶作用(クリスタルゼイション)とは、他者との関係を生きること、変容を恐れぬことにある。そして、「軋轢をおそれることなく」移動と漂流…

幸福とは愛することであり、また愛する対象へ、

時としてわずかに心もとなく近づいてゆく機会をとらえることである。