地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『黒い瞳(Oci Ciornie)』(ニキータ・ミハルコフ/1987/イタリア)

ミハルコフがイタリアに招かれて撮った作品。ミハルコフの映す風景はとても好みだし、主演のマルチェロ・マストロヤンニは相変わらず大好きで、調子に乗ったマストロヤンニもかわいくて仕方がない。話が無駄に行き交う感や唐突な展開はマストロヤンニのどっ…

人間の声、雑音、雰囲気音、音楽

tsubiのデニムてミッドウエストで買えるのね。いいなーちょっと興味があるので調子のいいときにでも見に行ってみたい。

濃きに過ぎたる煩悩の色

相変わらず不調なのだけど斎藤くんと田中くんをかなりの至近距離で目撃。わーい。ナマかっこよかったよー。しかし携帯で写真はむずかしい・・・。

『蛇イチゴ』(西川美和/2003)

宮迫博之、つみきみほ主演。西川美和の監督デビュー作。『ゆれる』という作品の断片をテレビや雑誌で見かけるので見てみたくなった。思ってたよりもいい感じで面白かった。蛇イチゴ [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2004/04/23メディア: DV…

『素晴らしき哉、人生!(It's a Wonderful Life)』(フランク・キャプラ/1946/アメリカ)

主演のジェームズ・スチュワートは『スミス都へ行く』(1939)でも主演している俳優。私はどうも、細面のほっそり長身別にかっこいいわけじゃないのになぜか美女にモテまくる彼自身(映画の中で)があんまり魅力的に映らない。そして良くも悪くもアメリカンなス…

『いつか読書する日』(緒方明/2004)

田中裕子と岸部一徳はそれだけでいい。静かな静かな日常の小さなさざなみ。50歳の秘めた想い。丁寧で美しい映画。坂と階段の長崎の街の風景がきれい。いつか読書する日 [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2006/02/24メディア…

『放浪記』(成瀬巳喜男/1962/東宝)

林芙美子の出世作の自伝的映画。"林ふみ子"役の高峰秀子がふてぶてしい憎たらしいけれど愛嬌もある始終しかめっつらでおかしな顔をしたへちゃなブス役を作りこんだのがすごい。行商人の娘からやがて作家になるまでの人生を描く。成瀬巳喜男作品の、雨を映し…

『乱れ雲』(成瀬巳喜男/1967/東宝)

加山雄三、司葉子主演。成瀬巳喜男の遺作。幸せ真っ只中の暗転。世間的にも許されない純愛に苦しむ二人を描くメロドラマ。今のメロドラマとは違い説明しすぎない話の展開、そして(やっぱり)幸せにはならないラスト。風光明媚な十和田湖畔、主演の司葉子の上…

『妻』(成瀬巳喜男/1953/東宝)

『晩菊』『浮雲』『めし』と同じく林芙美子原作、子どものいない倦怠期の夫婦の話。相手の女を本当に好きか嫌いか分からない流されるがままの夫を上原謙。『めし』と同じく優柔不断な夫といえば上原謙の公式。さびれた食堂の窓側で妻と愛人が対決するシーン…

『恋のミニスカウエポン(D.E.B.S.)』(アンジェラ・ロビンソン/2004/アメリカ)

タイトルからしてしょーもないけど内容もはてしなくしょーもなくて制服ミニスカのお姉さんたちを観賞するというただそれだけのなんかすごいどうでもいいノーテンキな映画。デヴォン青木のミニスカから伸びるとてつもなく長く細い足。恋のミニスカウエポン [D…

杉浦日向子『百日紅(上)』『百日紅(下)』『合葬』

最近おもむろに読んでいた杉浦日向子の漫画。『百日紅(上)』『百日紅(下)』『合葬』どれも面白い。こんなマンガ杉浦日向子にしか描けないよね、と感心。百日紅 (上) (ちくま文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/12メディア: 文庫購…

省線の出入りが四囲を硝子箱のように軋ませている

体調が悪い日々を過ごし中。甲子園の決勝・早実 vs 駒大苫小牧は面白かったー。ハンカチ王子・斎藤佑樹くんの涙に思わず私もじーんとした。

『JAZZ SEEN カメラが聴いたジャズ(Jazz Seen: The Life and Times of William Claxton)』(ジュリアン・ベネディクト/2001/ドイツ)

フォトグラファー、ウィリアム・クラクストンの半生を綴ったドキュメンタリー。ヘルムート・ニュートンとの対談が面白い。このドキュメンタリーの中に一部出てくる、ルディ・ガーンライヒとペギー・モフィットと製作したファッション映画『BASIC BLACK』(も…

『亀は意外と速く泳ぐ』(三木聡/2005)

話はどうでもいいのだけど、上野樹里が mina perhonen を着ていた。クレジットにも"衣装: mina perhonen"(mina だけじゃないけど)を確認。亀は意外と速く泳ぐ デラックス版 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2006/01/25メディア…

『おいしいデトックスドリンク33』

ジュンクで立ち読み。クロエジュースやらくだもんやYUKKOやらで最近身体に良さそうなジュースを飲んだのでジュースに興味がわいてきた。『おいしいデトックスドリンク33』とかファスティングダイエット関係のものがたくさんあるのね。中身をぱらぱら読むとど…

強烈なブザァの音 青い閃光 強烈なジャングルスタカットの音

献立を考えていたとき、ふと共働きのフランス人の主婦て事前に献立とか考えるのかな、だいたいスタンダードに何を作ってるんだろう、と心はフランスに現実逃避。ネットで探してみたら、フランスではほとんどのカップルが共働きなので"夕食もパンとチ−ズ(サラ…

『女が階段を上る時』(成瀬巳喜男/1960/東宝)

高峰秀子主演映画。銀座でホステスをする女の生き様。脇役が豪華で森雅之、加東大介、中村鴈治郎などが固める。精一杯の努力と節約をして銀座の女としての顔を保つが、貧しい実家に手のかかる兄の家族と口のへらない母親。金を無心する周囲に「私はこうして…

『愛と希望の街』(大島渚/1959/松竹大船)

当時27歳大島渚の記念すべき第一回監督作品。松竹が決めたこのタイトルより大島渚脚本時の『鳩を売る少年』というタイトルのほうが意を付いていた。裕福である者と裕福でない者の隔絶。生活の為に、帰巣本能のある鳩を何度も売る少年。詐欺まがいの行為で許…

淀川の花火大会

淀川の花火大会を遠くから眺める。豪華できれい。

新町「くだもんや YUKKO」

新町の、元ロカリテというカフェのあったところに美味しそうな果物屋さんカフェができたということで(最近雑誌でもよく見かける)「くだもんや YUKKO」へ。夕方行ったのでジュースしか飲んでないけど、"フルーツちらし寿司"を代表に?食事メニューも豊富。パ…

アメ村・タワーレコード心斎橋店閉店

CD

アメ村にあるタワーレコード心斎橋店が今月で閉店してしまうと聞いてびっくり。ニューミュージック・アヴァンギャルド系があんなに充実している大阪の店舗はないのに。だいたい無駄に大きくてなんの特色もない茶屋町のタワーより必要?なんばのタワーより必…

表面すれすれへの、軽い接触、戦慄、たまゆらの愛撫

『リンダ リンダ リンダ』(山下敦弘/2005)

ペ・ドゥナてたぶん『子猫をお願い』でしか見てないけどなぜか一発で覚えた女の子。ペ・ドゥナの空気感は好き。甲本ヒロトの実弟・甲本雅裕が先生役だー。リンダリンダリンダ [DVD]出版社/メーカー: バップ発売日: 2006/02/22メディア: DVD購入: 3人 クリッ…

杉浦日向子『4時のオヤツ』

寝る前本として読んでいた杉浦日向子『4時のオヤツ』を(字がおおきくゆっくり読むタイプの本なので)あっさり読みきったのでちょっと寂しい。おやつをテーマにした33話は、ゆったりしてうろ覚えの夢のようでそれぞれ実在するお菓子やパンなのにどれもまったく…

私は私の中の蛇をみな退治しよう。

先日椅子の高さの問題について日程とか云々のため再度 graf へ。こんなしょーもないことをわざわざ graf に頼んでみたりしてなんかだんだん申し訳なくなってきた。しかも椅子は graf製じゃない・・・。いい人たちだからってずうずうしかったかな・・・。でも早速明…

澄みきった水晶の静かな光

しかもよく見ると、そこに幽かな人目につかぬ一条の割れ目のはいっている光