地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


だが 私の言葉は消えない

阪急百貨店3Fに「STYLe H (スティル・アッシュ)」がオープン。Eley Kishimoto (イーリー キシモト)、mina perhonen (ミナ ペルフォネン)、Mackintosh (マッキントッシュ)、Pringle (プリングル)を扱う同店の紹介文『30-40代のキャリア女性をターゲット!』にがくりとする。イーリーやミナが30代から40代とは。

薄暗い中、もしくは日も沈んだ頃、お家に向かう帰り道、信号機の赤や緑がとてもきれいでお家に帰りたくないなーと思うことがときどきある。ぼんやり見ているととてもきれい。きれいななかにいたいのに、どうしてお家に帰らなくてはいけないのか不思議に思えてくる。家の中には好きなものがいっぱいあるけれど、そういうことじゃないのね。

映画『愛の世紀(Eloge de l'amour)』(ジャン・リュック・ゴダール/2001/フランス、スイス)。モノクロ映像とデジタル・ビデオによるカラーの二部構成からなる作品。モノクロの映像はカットがとても美しく、鮮烈なカラーの黄色い空や青い海が強く印象に残る。目で見て目で記憶するこの映画は難解ではない。愛と過去と歴史と幻想。はじまりと終わりの間になにがある?シャンゼリゼへ行こう、誰よりも多くの影を従えて。