地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2007-01-06から1日間の記事一覧

『わが町』(川島雄三/1956/日活)

大阪・天王寺を舞台にした織田作之助の同名小説の映画化。明治、大正、昭和と時代は移り変わって大阪の下町に住む佐渡島他吉の生涯を描く。大阪に住んでいるせいもあって昔の大阪の庶民の生活や、後半重要なシーンになる「四ツ橋沿いの"電気科学館のプラネタ…

『都会のアリス(Alice in Den Stadten)』(ヴィム・ヴェンダース/1974/ドイツ)

この映画は私にしてはめずらしく3回くらいは見ていて今日もなんとなく見ていたらやっぱり相当良くてかなり好きな作品だと思った。CANの音楽もとてもいい。以下はたぶんはじめて見たときの感想。 "ロード・ムービー三部作"と呼ばれる第一作。CANの音楽が自己…

写真屋さんにて

年始に撮ったデジカメ写真を現像するため近所の写真屋さんへ。ここはたいがい若めのお兄ちゃん2人がいて、歳とった藤山直美みたいなオバチャンもいるのは知ってるけど最近お店に出てるのはほぼお兄ちゃん2人なのでよく行くとはいえ覚えてくれてるのはたぶん…

下流社会 新たな階層集団の出現

私が読んだわけじゃなく、このベストセラー本を家人が読んでいろいろ説明してくれた。結論としてはなんというかどうでもいい本らしいのだけど、男性の分類でヤングエグゼクティブ系・ロハス系・SPA!系・フリーター系と分かれるなか、家人が"ロハス系"にぴっ…

陽光の引き裂く大地のうめき

必要なのは喪に服すポプラの影だけ