地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『新・平家物語 デジタル・リマスター版』(溝口健二/1955/大映)

大映『新・平家物語』シリーズの第一作目。生涯90作品を手がけた溝口健二のたった2作のカラー作品のひとつ。相変わらず豪華なセットがすごい、すごいけれど正直『新・平家物語』についてはそれ以上何か心を惹かれるという感じではない。壮大なスケールの男社…

『わんわん物語(Lady and the Tramp)』(ハミルトン・ラスケ/1955/アメリカ)

ファミリー向けディズニーアニメーション。アメリカン・コッカー・スパニエルの女の子レディを主人公にしたディズニーオリジナルの原作で、長編アニメーション映画初のシネマスコープ作品。レディとトランプが一緒にミートボール入りのスパゲッティを食べる…

『ランド・オブ・プレンティ(Land of Plenty)』(ヴィム・ヴェンダース/2004/アメリカ、ドイツ)

9.11のトラウマに苦悩するアメリカの姿を描いた作品。9.11は覚えているしテレビで見た映像は記憶にも鮮明に残っているけれどアメリカ人が心に受けた衝撃はきっと度合いも意味合いも違うんだろうと思うのでこの作品についてはノーコメント。ストーリーとはま…

『親切なクムジャさん(Sympathy for Lady Vengeance)』(パク・チャヌク/2005/韓国)

復讐映画。面白くないわけではないけど、もう少し別方向で期待をしていたので個人的に若干ハズレ。親切なクムジャさん【字幕版】 [VHS]出版社/メーカー: ショウゲート発売日: 2006/03/24メディア: VHS クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見る

『ある子供(L'Enfant)』(ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ/2005/ベルギー、フランス)

いびつな心の成長、身体が大人なのに対して心の未成熟さ、あるひとつの歪んだ無知な生き方、そいういうリアルな人間の成長を撮らせたらダルデンヌ兄弟の右に出るものはいないくらいの上手さ。完全にフィクションなのにそう感じさせないのがダルデンヌ兄弟の…

ベーグルとA.Lecomte(ルコント)

今日の朝は昨日焼いたプレーンベーグルとイカリスーパーのイングリッシュマフィンに1週間熟成させた塩豚と目玉焼きをはさんでちょっと豪華。ベーグルはいまいち膨らまなかったのでちょっと固め。改良の余地あり。塩豚サンドは超おいしかったー。 会社でいた…

すむは由縁の月の影、忍びてうつす窓の内

NOZOMI ISHIGURO てコム・デ・ギャルソン出身だと最近知った。へー。

で、たまたまお互い時間があったid:orange-bagelちゃんといっしょに晩ごはんしようということになって梅田で合流してごはん。久しぶりにいっぱいお話できて楽しかった。しかしid:orange-bagelちゃんはお肌がとってもきれいでうらやましい。同じ妊婦なのに肌…

イカリ

家人がお通夜に行ってて帰りが遅い日だったので夕方ちょっと梅田へ。うめだ阪急で mina perhonen を眺める。かわいい。Bilitis の服もロマンティックでキュート。ちょっとひねくれたかわいさのある服て大好き。春夏になって普通の服を着るのが楽しみになって…

京都・FRUANDISE(フリアンディーズ)

仕事で京都に行ってたから、と昨日家人が FRUANDISE(フリアンディーズ)に寄ってパンを各種買ってきてくれたので今日の朝ゴハンに。わあい。ベコーンエピと柿のクロワッサンは家人、コーン入りふかふか白パンとイチジクとクルミのパンは私。イチジクとクルミ…

「現在を生きているのなら、あらゆる時間は等しい。

長い、短い、速い遅いの違いもない。すべてが一瞬であり、生きた意識の一片にすぎない。」

『山椒大夫』(溝口健二/1954/大映)

民話を基にした森鴎外の小説「山椒大夫」の映画化。相変わらず早坂文雄の音楽にしびれる。舞台は平安時代末期。人攫いの罠にかかり母と別々になった安寿と厨子王は丹後の豪族・山椒大夫の荘園に奴隷として売られ10年もの間過酷な労働を強いられる。ほとんど…

『歌麿をめぐる五人の女』(溝口健二/1946/松竹)

水茶屋の娘であるおきたは勝気な女。その勝気な女を田中絹代が演じるのだけど、ひたむきでけなげなイメージのある田中絹代像を持ってる私としては意外な役どころ。浮世絵師の歌麿は色恋沙汰とは直接関係ない狂言回しのような役。映像や音声がだいぶ悪いのが…

森美術館で開催されている『ビル・ヴィオラ はつゆめ』展が来年兵庫県立美術館に来ることを知る。わーい。絶対見に行こう。『ビル・ヴィオラ はつゆめ』展日時:2007年1月23日(火)〜3月21日(水・祝) 会場:兵庫県立美術館 企画展示室

少し前にハービスのイルムスにクリスマスリースを買いに行ったときに ANGERS RAVVISANT で moppy のグッズをたまたま発見(実物を見たのははじめて)。やっぱりかわいいのでそのうちファーストプレゼントで買ってみようかな。会社にあるコカコーラ自販にもコン…

蒸しパン

バナナ牛乳黒酢を飲んでいたので(便秘解消のために飲んでみたけどいまひとつ効果なくさらにわりとカロリーも高そうだったので中止)あまった黒砂糖をどうしようかなーと思ってて(そんなにいそいで使わなくてもいいのだけど存在を忘れてしまいそう)、サーター…

永遠、無限、完全の概念

「Wii欲しい!」

『ルートヴィヒ(Ludwig)』(ルキノ・ヴィスコンティ/1972/イタリア、西ドイツ、フランス)

完全復元版の240分という大作。バイエルン国王ルードヴィヒ2世の18歳の即位から40歳で謎の溺死をするまでの生涯を描いたすばらしく壮大な作品。芸術を愛しワーグナーを愛しそのワーグナーに国費をむしり取られ同性愛に耽り国政には見向きもせず国家の存続を…

『旅するジーンズと16歳の夏(The Sisterhood of the Traveling Pants)』(ケン・クワピス/2005/アメリカ)

16歳の仲良し4人組の女の子たちのひと夏の大人への成長の物語、というありがちなテーマにもかかわらずぼんやり見るには案外面白かった。旅するジーンズと16歳の夏 トラベリング・パンツ 特別版 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2006/…

海遊館デート。ベイサイドクリスマス2006と称したイベントの一環で、カリフォルニアアシカのリンちゃんがクリスマスイルミネーションの点灯スイッチを押す姿を見たくてカメラを持って最前列に陣取る。かわいいーかしこいー。なんてキュート。イルミネーショ…

スタバでいつものスーバックス・ラテを無脂肪乳にカスタマイズしたら激マズくて飲めなかった、という話を家人にしたら「そりゃーあんまりおいしくないよ、無脂肪乳て言ったら聞こえはいいけどようは脱脂粉乳でしょ」と言われた。あっ脱脂粉乳かー(と言われて…

私の心の間近かな出発の見通し

『祇園の姉妹』(溝口健二/1936/第一映画社)

京都の花柳界を舞台にした作品。しかし華やかな祇園の世界とは程遠い乙部の芸妓(祇園には"甲部 "と"乙部"とあって、"乙部"には身を売ったりもする芸妓も多かったとか)を描く。京都の街の暗い路地に住む芸妓(芸娼妓)姉妹。妹おもちゃ役である山田五十鈴は京都…

『からっ風野郎』(増村保造/1960/大映)

チンピラに扮した三島由紀夫。女は黙ってオレの言うこと聞いてりゃいいんだ的な分かりやすいキャラクター&人情劇。一貫性のある悪役とか時代劇を思わせる単純な痛快さは今見ると新鮮かも。ギンギンにカッコつけて太すぎる眉の三島由紀夫の存在感は周りの引…

リニューアルした grafビルの中の graf media gm へ。「"Chez Andreas och Fredrika"(At Andreas and Fredrikas place)」展というのをやっていて、スウェーデン出身のアンドレアス&フレデリカによるビジュアルコミュニケーションを手がけるクリエイティブ…

身長低めの人が家にいるとスツール兼踏み台がいろんなところにあったりするけれど(実家はそう)、今の家でも台所と寝室と洗面所にあったりしてそれぞれその場所で活躍しているのだけど、どうしてもあと一箇所欲しいと思ったのは玄関。ボタン付のワンストラッ…

今の時は幸なるかな羨むべきかな

クリスマスとか家人の誕生日とか帰省とか大晦日とかイベントの多い12月。楽しいイベントがある12月はわくわくする。

夜の柔らかな香りに浸ろう 私たちを愛撫する香り

魔法のような香りに魅せられ 私は言葉を発せない