地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『歌麿をめぐる五人の女』(溝口健二/1946/松竹)

水茶屋の娘であるおきたは勝気な女。その勝気な女を田中絹代が演じるのだけど、ひたむきでけなげなイメージのある田中絹代像を持ってる私としては意外な役どころ。浮世絵師の歌麿は色恋沙汰とは直接関係ない狂言回しのような役。映像や音声がだいぶ悪いのが残念。若干話が分かりづらいのと田中絹代以外の女優の顔の判別がつきづらいシーンが多々。そんなに長い作品ではないのにいろんなエピソードをつめこみすぎ?ラスト近くになってやっと田中絹代が光ってる気がした。

歌麿をめぐる五人の女 [DVD]

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