地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2018-01-01から1年間の記事一覧

『未来よ こんにちは(L'avenir)』(ミア・ハンセン=ラヴ/2016/フランス、ドイツ)

未来よこんにちは【Blu-ray】 [ イザベル・ユペール ]価格:3807円(税込、送料無料) (2018/3/1時点) いつものイザベル・ユペール見たさに観賞。どうしてこんなになにを見てもイザベル・ユペールがよいのか感動もの。ハズレがない印象。イザベル・ユペールは…

『帝一の國』(永井聡/2017)

帝一の國 通常版Blu-ray【Blu-ray】 [ 菅田将暉 ]価格:5076円(税込、送料無料) (2018/3/1時点) 古屋兎丸がDと同棲していた時代(友達と「古屋兎丸とDって付き合ってるらしいよー」と話した記憶がよみがえる)から早20年くらい経過している気がします。もは…

小学1年生:ふつうがいい

ぐぐーっとひろーーい目で見た場合、ふつうであること、というのは、たいへんすばらしいことだと思います。 しかし。小1次女は目立つことをいやがります(たいしたことじゃなくても)。事あるごとに、はずかしいから、ふつうがいい、目立ちたくないと言いま…

髙田郁祭3:『あきない世傳』(3-4巻)

ほんまはユゴーの『ノートル=ダム・ド・パリ』の上下を先に読むはずが、髙田郁を先にしてしまいました……。江戸時代、大坂天満の呉服商「五鈴屋」のご寮さん幸の物語。しかし読みやすくておもしろいなー。あっ5巻が出てる、読まねば。 あきない世傳金と銀(四…

小学1年生:読書事情『動物探偵ミア』『プティ・パティシエール』など

小1次女はジャケ重視派。かわいい絵の本が好きというかわいいもの好き。150ページから200ページくらいの本を読んでいます。最近のお気に入りは『動物探偵ミア』『プティ・パティシエール』。次女が好きっぽい絵です。すごいおもしろいんだって。 動物探偵ミ…

小学4年生:『義経記』を読む

小4長女がしぶい本を熱心に読んでいます。 古典文学全集、須知徳平の『義経記』。義経の一代記です。本自体も1965年発行のなかなかの年代物。たぶん妖怪ウォッチの義経が発端な気がするけど、いっときよく歴史ものを読んでた時期から遠ざかり、またちょっと…

ドラマW『山のトムさん』から原作の石井桃子『山のトムさん』へ

アルモドバルの『キカ』が濃かったので、癒しを求めてドラマW『山のトムさん』の再放送を見て、さらに原作の石井桃子『山のトムさん』を読んでみました。癒される…… なんだかんだと小林聡美や市川実日子、もたいまさこが出演しているようなドラマシリーズは…

『キカ(KIKA)』(ペドロ・アルモドバル/1993/スペイン)

キカ [ ベロニカ・フォルケ ]価格:1409円(税込、送料無料) (2018/2/17時点) 『オール・アバウト・マイ・マザー』(1999)同様、15年以上ぶりくらいに再見。おそろしい月日の流れ。ジャン=ポール・ゴルチェの衣装が話題だったこの映画も案外覚えてて、スト…

鉱物と宝石 -益富地学会館からウサギノネドコ(鉱物カフェ) 冬の遠足@京都

家人休日出勤デーのため、長女と次女と私で鉱物と宝石 冬の遠足@京都。 市川春子『宝石の国』が好きな長女と次女、鉱物と宝石の図鑑からパワーストーンの本まで読みまくる日々。鉱物ブームの今やろ、というわけで、京都にある本気系鉱物博物館「益富地学会…

『オール・アバウト・マイ・マザー(Todo sobre mi madre/All About My Mother)』(ペドロ・アルモドバル/1999/スペイン)

オール・アバウト・マイ・マザー [ ペドロ・アルモドバル ]価格:1728円(税込、送料無料) (2018/2/11時点) 15年以上ぶりくらいに観ました。劇場で公開されていた当時も知っているとはやばい。しかし劇場では観ずにレンタルか何かで観た記憶があります。(忘…

小学4年生と小学1年生:マンガ 森薫『乙嫁語り』から笠井スイ『ジゼル・アラン』へ

小学4年生長女と小学1年生次女。家にあるマンガ、森薫『乙嫁語り』が好きで、その系統の樫木祐人『ハクメイとミコチ』を自分たちで買ってました。で、私もちょっと読みたいと思った笠井スイ『ジゼル・アラン』を与えてみたらこれがなかなか良かったらしく、…

『誰のせいでもない(Every Thing Will Be Fine)』(ヴィム・ヴェンダース/2015/ドイツ、カナダ、フランス、スウェーデン、ノルウェー)

誰のせいでもない [ ジェームズ・フランコ ]価格:3336円(税込、送料無料) (2018/2/11時点) 雪深いカナダの郊外。ある日の夕方、作家のトマスが幼い子どもを車でひいてしまい、子どもは亡くなってしまいます。ヴェンダースに シャルロット・ゲンズブール、…

小学4年生長女:ピアノ

ピアノの習い事も早6年(次女は3年)。のんびり続けながらも、小4長女の弾く曲がだんだん難しくなってきてとても初見では弾けず私が家でちょろっと教えるのも一苦労。 デュランのワルツ、私が弾くと右手5和音の聴かせどころ?に驚くほど指が届かずおもしろい…

西郷隆盛と宮沢賢治の鈴木亮平

大河ドラマ『西郷どん』を(そんな熱心にではなく)見て、ドラマW『宮沢賢治の食卓』を見て、鈴木亮平演技いっしょ……!と思いつつ、鈴木亮平への好感度が高まっています。みんなに愛される素直な癒し系タイプ、録画してた見たかったはずのアルモドバルの映画…

井上雄彦『バガボンド』1-37巻

連載がすでに終わってるものだと思い込んで井上雄彦『バガボンド』1-37巻を読みました。まだまだ続くもよう。これは…これは長い… 井上雄彦のライフワークであろうと思われる作品。4巻目くらいで、この物語は長い、とふんだけど、巻を重ねるごとに壮大な長編…

NHK BS『平成細雪』がたのしい

細雪、とタイトルについてるだけの興味で見はじめた『平成細雪』がなかなかおもしろいです。 www4.nhk.or.jp 当然ながら谷崎潤一郎の原作が不動の最高峰。そして市川崑『細雪』(1983年 東宝) の映画も大好き。今回のドラマ『平成細雪』の時代設定は1992年…

『小杉武久 音楽のピクニック 』小杉武久×藤本由紀夫トークショー@芦屋市立美術博物館

芦屋市立美術博物館で開催中の『小杉武久 音楽のピクニック 』展。小杉武久×藤本由紀夫トークショーを見るべく、ひとり阪神高速を運転して芦屋市立美術博物館に無事到着。隣にある谷崎潤一郎記念館も気になりつつ、本日は小杉さんに会いに行きます。 ashiya-…

スタニスワフ・レム『ソラリスの陽のもとに』

Eテレのソラリスの回から、家人が持ってた原作が手元にありながら、なかなか読めないまま年を越し、3日くらいかけて読み終わりました。思えばタルコフスキーの映画を見たのが20年くらい前、20年後に原作を読むとは……(しみじみ) 家人の持ってる原作の表紙は…

涙はこんこん

ドラマ終了後に本を知って一気読みしてた『みをつくし料理帖』の総集編が年末にあって、年を越したいまになってのんびり録画を鑑賞。ドラマはここで終わりかー chim.hatenablog.com はー楽しく読んでたころを思い出すー 読んでて作りたくなる料理に関する本…