地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『オール・アバウト・マイ・マザー(Todo sobre mi madre/All About My Mother)』(ペドロ・アルモドバル/1999/スペイン)

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オール・アバウト・マイ・マザー [ ペドロ・アルモドバル ]
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15年以上ぶりくらいに観ました。劇場で公開されていた当時も知っているとはやばい。しかし劇場では観ずにレンタルか何かで観た記憶があります。(忘れっぽいのに)案外内容を覚えてたけど(特にアグラードにまつわる話を)、観た当時より断然おもしろいです。歳を重ねてアルモドバルの映画はさらにいい。


同性愛や異性愛だけでない、母の愛、絡み合う人間関係、スピード感のある演出に、劇中劇の『欲望という名の電車』、挿入される映画『イヴの総て』、人生いろいろ、あらゆる女へ捧げたこのアルモドバルの映画に新鮮に感動しました。わりと絶望的な状況下にあっても笑える女たちの魅力的なこと!


キャストの名前が出てくる、スペインの空気感や色彩感覚でくらくらさせる冒頭部分とラストがかっこよすぎ。それだけでアガります。