地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


記憶はまるで落ちぶれた映画俳優のように

顔を出す場を求めてひしめき合う。

大阪市立科学館のプラネタリウムへ。ここのプラネタリウムは300席。でも一日4回の上映は満席が多い。小学生たちの夏休み時期には無理だったことを思い出した。昨年7月にリニューアルしたこのプラネタリウムは世界で5番目に大きいと聞いてちょっとびっくり。驚いたのはそれだけじゃなくて天文を専門する学芸員がナマで解説してくれる。そして今日は土星最大の衛星タイタンへの着陸に成功した小型探査機ホイヘンスの写した画像まで紹介して、なんて順応性のあるプラネタリウム!と大感激。すごーい面白くてまた来ようと思った。

帰りに夜DVDを見ながらお酒でも飲もうかーと言ってチラシで見た酒屋に行く。予想外に品物がたくさんある本格的な酒屋さんで面白くていっぱい買ってしまう。酒屋はここに決定。

映画『DEAD END RUN』(石井聰互/2003)。オムニバス形式の3話からなる映画。この作品の市川実日子はとてもかわいいと思った。

映画『インディア・ソング(India Song)』(マルグリット・デュラス/1974/フランス)。1930年代のカルカッタ。美しいフランス大使夫人と取り巻きの男たち。詩のように物語が進行する。猛暑による怠惰、緩慢さ、死の誘惑、狂気する男。過去。第三者の言葉。椅子にもたれるデルフィーヌ・セイリグを中心に男達が周りを取り囲むシーンが美しくて忘れられない。デュラスの言葉がまさに映像になった作品。テーマ曲「インディア・ソング」はデュラスの葬儀でも流れたという。