地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


はねとばされる虚構とともにはねとばされる

最近知った Derek Lam の服が好き。普段着られて愛されるスイートなかわいい服という、いろんな点でポイントの高い服。ワンピースとかとてもよい。でも高いのよねー。結局いつもと同じパターン。

蜷川実香て2,3年前にギャラリーで展示を見たことがあったなーと思いつつ、雑誌の蜷川実香フィーバーをぱらぱら見る。初めて顔写真を見たとき蜷川幸雄とものすごいそっくりで驚いた。写真見ながら、わ、とか言った気がする。

京町堀のオージーレストラン"Aのテーブル"にもう一度行きたくなってランチしにいく。相変わらずのボリューム。大阪近辺ではあまりない感じのパンがやっぱりおいしくておかわり。メインのハンバーグも大きかった(お皿が大きいのであんまり大きく見えないけど)。

午後、家人が行きたいと行っていたアメ村のレコード屋さん"VOXMUSIC"へ。「ジム・ファセットという人の本物の鳥の声でつくられた交響曲のCDが欲しい」と言う。いつからそんな実験音楽好きに、と驚く。カエルの声の収集家兼芸術家フェリックス・ヘスを思い出す。私はそこで Sun Ra の DVD『Space Is The Place』を購入。Sun Ra が人生相談を受けていたりするDVDらしい。移転した AMS にも寄る。字や絵を描くランダムなペンの音のみで構成されたCDなど2枚ほど試聴させてもらったけどあまり面白くない。Company 91 だけ買う。

夜、ワインを飲みながら家人と Sun Ra の DVD 鑑賞会。土星から宇宙船で Sun Ra 登場。ジャズマンに扮した Sun Ra の暴走。面白いけど(海外版のため)フランクな英語が聞き取りづらい、というか聞き取れない。聞き取れても Sun Ra の発言意味分からず。人生相談ではあまり相談を聞いている様子はなかった。

映画『ピアニストを撃て(Tirez sur le pianiste)』(フランソワ・トリュフォー/1960/フランス)。トリュフォー得意のひきこもり型ダメ男に愛を感じる人向けの映画。雪景色の中で恋人が銃で撃たれるシーンが多分一番有名なところなんだろうけれど、どうにもピンとこない退屈な映画だった。

映画『モンパルナスの灯(Montparnasse 19)』(ジャック・ベッケル/1958/フランス)。夭逝の画家モディリアニの伝記映画。モノクロ画面で見る空ろな姿のジェラール・フィリップ、女パトロン リリー・パルマー、清純可憐なアヌーク・エーメの美形ぶりに目を見張る。海辺で愛を誓うジェラール・フィリップとアヌーク・エーメがうっとりするほど美しい。

映画『子猫をお願い(Take Care of My Cat)』(チョン・ジェウン/2004/韓国)。成長や友情、そういう感覚的な話。ささいな日常を丁寧に描く美しさ。