地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


ピエール・エルメのホットチョコレートで引きこもり

三連休の最後。寒いし天気悪いし、家で引きこもりデー。


長女が見たいと言った『DESTINY 鎌倉ものがたり』(山崎貴/2017)の録画を見つつ、家人にバレンタインとしていち早く渡したピエール・エルメホットチョコレートを作りました。4人で飲むなら1回分。ぜいたくー


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超濃厚。おいしいけど、チョコレートを飲んでいるというか、チョコレートそのもの。パンチ力がありすぎておなかが減りません。


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子どもと刀剣乱舞いろいろ

刀剣乱舞好きの子どもたちにいろいろお付き合いしている最近。





先月は刀剣乱舞の映画を見に行きました。梅田の映画館で、土日とはいえ全席完売の映画とか果たしていままでそんな映画に行ったことあっただろうか……とその人気ぶりにおどろき。会場の一体感とあたたかい雰囲気が印象的。次女は骨喰藤四郎が好きでほくほくしておりました。


ただいま大阪では刀剣乱舞ミュージカル「三百年の子守唄」というのを公演中。




WOWOW刀剣乱舞ミュージカルを9作品も見て姉妹で盛り上がり、だったらこの公演のチケットとってみようかーと去年ローチケで挑戦したものの瞬殺完売につき(人気すぎてアクセス集中につき回線混乱してつながらない)チケットは取れず、あー刀剣乱舞のミュージカルって普通ではチケット取れないんやとここで悟りました。子どもたちが残念がっていたので、じゃー物販だけ行ってみて雰囲気見てこよーかと本日10:30からの事前物販に10時に着いたら長蛇の列。まじか。ちりめん風スカーフというグッズ狙いで、物吉貞宗と石切丸でいいじゃんふたりのお弁当包めそう、とか思ってたら並びはじめて早々にスカーフは次々と完売。まじか。


10時に並んで物販ブースにたどり着いたのは11:30くらい。せっかく並んだので子どもたちはちょこっとグッズを買って帰宅。いままでこんな人気コンテンツに足をつっこむことがなかったのでたいへんに新鮮です。

魅惑のスパイスカレー2

お昼から用事があって半休の日。中途半端な時間にランチができると思って、行列のできるスパイスカレー屋さんへ。大阪屈指の人気店は平日の中途半端タイムでもなかなかの人。でもうまいこと入れました。こんな人気店になる前、長女が小さい頃に家族で一度食べに来たことがあって、当時はおしゃれなカレー屋さんの印象。


いままでの人生、カレー目的でひとりでお店に入ったことがありません。たぶん普通の人よりカレーに興味がなく、私が作る料理もカレーライス以外でカレー味にすることもなく、それが突然のマイブームでひとりでカレーを食べに行くとはなかなか楽しい。


辛さ控えめのごろごろ野菜のベジカレー。クリーミーでスパイスきいてておいしーい。タイミングがあえばまた別のカレーを食べてみたい。


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灰谷健次郎『兎の眼』

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兎の眼 (角川つばさ文庫) [ 灰谷健次郎 ]
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内容(「BOOK」データベースより)
大学を出たばかりの新任教師・小谷芙美先生が受け持ったのは、学校では一言も口をきこうとしない一年生・鉄三。決して心を開かない鉄三に打ちのめされる小谷先生だったが、鉄三の祖父・バクじいさんや同僚の「教員ヤクザ」足立先生、そして学校の子どもたちとのふれ合いの中で、苦しみながらも鉄三と向き合おうと決意する。そして小谷先生は次第に、鉄三の中に隠された可能性の豊かさに気付いていくのだった…。学校と家庭の荒廃が叫ばれる現在、真の教育の意味を改めて問いかける。すべての人の魂に、生涯消えない圧倒的な感動を刻みつける、灰谷健次郎の代表作。


長女用だけど、私も読みたくて読んでみました。いやーすばらしい。これはすばらしい。 西大寺善財童子を見に行きたい。

「たとえ二、三日父親がかえってこなくても、これだけのパンがあればくらしていける、そう思って、每日パンをもらい、每日パンを拾っている、そんなに思うのはぼくの思いすごしやろうか」
「……」
「それからな小谷さん、あんた諭がにやにやして、こじきのまねをしたというて腹を立てているけど、そらあんたの方がまちがっているな。にやにやでもせんことには、あんなことはずかしくてできんというのが、諭のほんとうの氣持やろ」
小谷先生はかえすことばがなかった。


児童文学にしてここまでの心の機微。まさに社会学そのもので、この良質な物語がその昔は推薦図書だったとか(家人曰く)、大人になってわかる良さもあるのかもと思うけど、『兎の眼』の最初から最後まで読んで、要所要所で3回は泣けます。


chim.hatenablog.com

魅惑のスパイスカレー

クローズアップ現代+情熱大陸などなどテレビでスパイスカレーを特集していたのを年末から見ていて、ふつふつとスパイスカレー食べたい欲が盛り上がり、スパイスカレーを食べに行ってみました。盛り上がり中に行くっていい。


細野晴臣山下達郎がお好きな店主のお店。BGMも壁もお店全体が細野晴臣山下達郎でおもしろい。カウンターしかないスパイスカレーのお店に子連れで入れるようになってうれしい。


期待のスパイスカレー。子どもたちはチキンカレー。長女は気に入ってがつがつ食べてました。次女はちょっと辛かった模様。


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家人と私はあいがけカレー。おいしい!


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人気の旧ヤム邸みたいな辛すぎるスパイスカレーを想像したら(大阪でも並ぶけど下北沢で大人気と例のテレビで最近知りました。下北沢で人気てなんかわかる!)、ここのスパイスカレーはマイルドでとても食べやすくておいしかった。さらに具材ゴロゴロでお手頃価格。ひっきりなしにお客さんが来るのもうなずけます。また行きたいなー

ゲイリー・ポールセン『ひとりぼっちの不時着』と森川成美『さよ 十二歳の刺客』

ひとりぼっちの不時着 (海外児童文学シリーズ)

ひとりぼっちの不時着 (海外児童文学シリーズ)

ここはどこなんだろう―おなかがすいて死にそうなのに、食べ物はなにもない。マッチがないから、火もおこせない。森にはオオカミやクマだっているだろう…。両親の離婚後のはじめての夏、小型飛行機で父親のもとへ向かうとちゅう、思いがけない事故で、少年はひとりカナダの森林に不時着した。たったひとつ残された道具―手おのと、自分自身をたよりに、大自然のなかで“生きる”ことを学び、たくましく成長していく少年の冒険をえがく。ニューベリー賞銀賞受賞。小学上級から。


アンドリュー・クレメンツ 『ぼくたち負け組クラブ』のなかに出てくるゲイリー・ポールセン『ひとりぼっちの不時着』を読んでみました。『ぼくたち負け組クラブ』と同じく児童文学枠。長女はまだ読んでません。


chim.hatenablog.com


思いがけず力のある文章で、これがなかなか引き込まれました。前を向いて工夫しながら生き延びたサバイバル生活。こういう話をぐっと読み切れる小学生もなかなかだと思います。



森川成美『さよ 十二歳の刺客』もそもそもは長女用。


さよ 十二歳の刺客 (くもんの児童文学)

さよ 十二歳の刺客 (くもんの児童文学)


生き残った平家の娘から見た源義経像。物語も読みやすくてよかったけれど、私は断然平維盛に興味深々。平維盛といえば富士川の合戦の敗北ばかりクローズアップされるけれど、読んでいくうちにさよの父親・維盛の人生が知りたくなりました。



で、私がいま読んでるのは『平維盛物語』。しりとりで読書。ていうか『平維盛物語』てしぶいわー私。


平維盛物語

平維盛物語

あけましておめでとうございます と インスタ映え野菜ジュース

あけましておめでとうございます。
甥姪のなかで今年受験するのは2人。ふたりとも大学受験です。万時うまくいきますように。


食べすぎ年末年始に、なんとなく野菜ジュースで調整してみようという気分に。人参をはじめとするこんなたくさんの野菜が……




インスタ映え野菜ジュースに。500mlボトル入り。




しっかり野菜の味がしていい感じです。美肌効果に期待。

インスタ映えクレープ

もちもちのチョコ生地にうまうまチョコアイスのインスタ映えクレープ。これは人生の中でいちばんおいしいクレープに認定。子どもたちとシェアするくらいのがっつりしたサイズ感もすばらしい。


小5長女:読書事情 アンドリュー・クレメンツ 『ぼくたち負け組クラブ』

最近はひたすら武将関連の本しか読んでなかった長女にあたらしい風。アンドリュー・クレメンツ 『ぼくたち負け組クラブ』を、どこからかおもしろいと聞いてきて、すっかりハマって読んでました。



内容紹介
本が大好きで、空想の世界に浸ってばかりのアレックは6年生。読書クラブを作ろうと思い立ちますが、誰にも邪魔されずに本を読みたいため、ヘンな名前をつけます。「負け組クラブ」とすれば、みんな入りたくなくなると考えたのです。しかし、どんどん仲間が増えてきてしまい、アレックの心にも変化が起きはじめます。知っている書名もたくさん出てきて、仲間とのわくわくする物語を楽しめます。


読書メーターでのコメントもなかなかおもしろそうだったので私も読んでみたら、これは良い児童書。おもしろいです。本好きの子どもの話なのでちらちら本のタイトルや引用がたくさん出てくるのですが、レイ・ブラッドベリ華氏451度』なんかも出てきます。小学生でもブラッドベリとか、読める子は読むんだろーなー。トリュフォーの映画で見た気がするけど、どんな映画だっけと思うくらいの記憶の薄さ。お恥ずかしい…… 『ぼくたち負け組クラブ』を読み終わり、長女と、次はゲイリー・ポールセン『ひとりぼっちの不時着』が読みたいねー、と一致。次につながるような広がりのある本は楽しいよね。

秋の奈良:三條小鍛冶宗近本店と東大寺

三連休にちょこっと奈良へ。京都に負けず劣らず外国の観光客の多いこと。


鹿いい。鹿せんべいをあげて鹿とたわむれて、長女は鹿にかじられてよろこんでました。次女は鹿においかけられていました。




紅葉もきれい。




名前からし三条通りにあるのかと思ってたら東大寺の東のほうにある三條小鍛冶宗近本店(http://www.sanjyokokajimunechika.com/)。長女が、小学校の遠足のときに通りがかったけど外から見ただけだったからという理由で来てみました。主に包丁屋さんです。




東大寺。どーん。




大仏。どーん。




長女と次女と私は柱くぐり。柱くぐり、長女と私は体を横にしないと抜けられないくらいの穴の幅です。願い事を思い浮かべるのを忘れました。




大仏殿で御朱印。「華厳」と書かれています。




京都奈良と観光の11月。