ゲイリー・ポールセン『ひとりぼっちの不時着』と森川成美『さよ 十二歳の刺客』
- 作者: ゲイリーポールセン,安藤由紀,Gary Paulsen,西村醇子
- 出版社/メーカー: くもん出版
- 発売日: 1994/07
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ここはどこなんだろう―おなかがすいて死にそうなのに、食べ物はなにもない。マッチがないから、火もおこせない。森にはオオカミやクマだっているだろう…。両親の離婚後のはじめての夏、小型飛行機で父親のもとへ向かうとちゅう、思いがけない事故で、少年はひとりカナダの森林に不時着した。たったひとつ残された道具―手おのと、自分自身をたよりに、大自然のなかで“生きる”ことを学び、たくましく成長していく少年の冒険をえがく。ニューベリー賞銀賞受賞。小学上級から。
アンドリュー・クレメンツ 『ぼくたち負け組クラブ』のなかに出てくるゲイリー・ポールセン『ひとりぼっちの不時着』を読んでみました。『ぼくたち負け組クラブ』と同じく児童文学枠。長女はまだ読んでません。
思いがけず力のある文章で、これがなかなか引き込まれました。前を向いて工夫しながら生き延びたサバイバル生活。こういう話をぐっと読み切れる小学生もなかなかだと思います。
森川成美『さよ 十二歳の刺客』もそもそもは長女用。
- 作者: 槙えびし,森川成美
- 出版社/メーカー: くもん出版
- 発売日: 2018/11/03
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
生き残った平家の娘から見た源義経像。物語も読みやすくてよかったけれど、私は断然平維盛に興味深々。平維盛といえば富士川の合戦の敗北ばかりクローズアップされるけれど、読んでいくうちにさよの父親・維盛の人生が知りたくなりました。
で、私がいま読んでるのは『平維盛物語』。しりとりで読書。ていうか『平維盛物語』てしぶいわー私。
- 作者: 坂本 顕一郎
- 出版社/メーカー: 文芸社
- 発売日: 2011/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る