地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


ゲイリー・ポールセン『ひとりぼっちの不時着』と森川成美『さよ 十二歳の刺客』

ひとりぼっちの不時着 (海外児童文学シリーズ)

ひとりぼっちの不時着 (海外児童文学シリーズ)

ここはどこなんだろう―おなかがすいて死にそうなのに、食べ物はなにもない。マッチがないから、火もおこせない。森にはオオカミやクマだっているだろう…。両親の離婚後のはじめての夏、小型飛行機で父親のもとへ向かうとちゅう、思いがけない事故で、少年はひとりカナダの森林に不時着した。たったひとつ残された道具―手おのと、自分自身をたよりに、大自然のなかで“生きる”ことを学び、たくましく成長していく少年の冒険をえがく。ニューベリー賞銀賞受賞。小学上級から。


アンドリュー・クレメンツ 『ぼくたち負け組クラブ』のなかに出てくるゲイリー・ポールセン『ひとりぼっちの不時着』を読んでみました。『ぼくたち負け組クラブ』と同じく児童文学枠。長女はまだ読んでません。


chim.hatenablog.com


思いがけず力のある文章で、これがなかなか引き込まれました。前を向いて工夫しながら生き延びたサバイバル生活。こういう話をぐっと読み切れる小学生もなかなかだと思います。



森川成美『さよ 十二歳の刺客』もそもそもは長女用。


さよ 十二歳の刺客 (くもんの児童文学)

さよ 十二歳の刺客 (くもんの児童文学)


生き残った平家の娘から見た源義経像。物語も読みやすくてよかったけれど、私は断然平維盛に興味深々。平維盛といえば富士川の合戦の敗北ばかりクローズアップされるけれど、読んでいくうちにさよの父親・維盛の人生が知りたくなりました。



で、私がいま読んでるのは『平維盛物語』。しりとりで読書。ていうか『平維盛物語』てしぶいわー私。


平維盛物語

平維盛物語