地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


小学校:酒井式描画指導法に感じる違和感

先日2年生のミニチムの授業参観にいったとき壁にずらっと子どもたちの絵が並んでいたんだけど、どの絵もまったく構図がおなじ、背景も同じ、色づかいもほとんどいっしょでちいさく衝撃を受けました。そういえばすこし前に見た遠足の絵も見本の絵を見ながら描いたみたいでみんなほぼいっしょでした。洗脳されてるみたいできもちわるい。そしてつまんない。


ミニチムに聞いてみると、図工の時間に先生がこうやって描きなさい、と描き方を指導するみたいです。ちょっと調べてみると「酒井式描画指導法」というわりとポピュラーな指導法。描けない子を救うだとか、基本が分かるとか、時間内に均一に作業ができるとか、利点もたくさんあるのかもしれないけど、並んだ絵を見てるとこわい。でもたしかにこういう酒井式の絵は、コンクールの入賞作品て感じもするなー 力強く描けましたね、のびのび描けましたね、とかコメントがつきそう。力強さやのびやかさが指導のたまものかと思うと余計にうへーという感じもしてきます。


togetter.com



別のクラスも同じ絵が並んでたんで、担任というよりは今年度の2年生の指導方法?学年主任は1年のときも2年のときもかわらないのに?


絵を描くのが好きなミニチムはそのことについてべつになんとも思ってないようでした。構想を練らないでいいから子どもにとってはらくちんなのかなー しかしこの同じ絵を見て先生はなにをどう評価してるのか知りたい。


www.youtube.com