地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『永遠の人』(木下恵介/1961/松竹)を観てきました


以前BSか何かで見たことがあったけれど、見に行けそうな時間にシネ・ヌーヴォで『追悼特集 女優 高峰秀子』と銘打って上映されていたのでスクリーンで見てきました。ほんとは『綴方教室』『秀子の車掌さん』、デコちゃんバージョンの『細雪』を見てみたかったんだけど、34本の主演作品を全部上映してるので回数が少なくて見れるタイミングがなかったー。




熊本弁のフラメンコという異色の挿入歌。この挿入歌がガチャガチャしすぎなような。阿蘇山のふもとの美しい自然とは裏腹に、30年間の重たく暗ーい愛憎物語。夫役の仲代達矢の悪さより、"永遠の人"である元恋人・佐田啓二が最後までしつこいのでむしろ思い続けられて引っ張られてるサダちゃんかわいそう。ドロドロしてるけどすぱっと終わって救いのあるラスト。木下恵介て幅広いわー。


木下惠介 DVD-BOX 第5集

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