地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『二十四の瞳』(木下恵介/1954/松竹)


二十四の瞳 デジタルリマスター2007 [DVD]

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戦争のシーンは皆無という反戦映画であり、戦前から戦後という時代を見事に描いた木下惠介の傑作。高峰秀子が泣くたびに私も泣けるという、涙なしには見られない映画。生きることの辛さ、子どもたちの素直で純朴な思い、優しさや喜び、様々な交差する思い、子どもたちが大石先生を訪ねて連なって歩く姿のかわいいこと、泣き虫な大石先生の温かさ、小豆島の美しい自然、なんともこれは見事な映画でした。