地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2008-07-23から1日間の記事一覧

『あにいもうと』(成瀬巳喜男/1953/大映)

グラマラスな肉体派・京マチ子。そもそも外観がすでにエロいので浴衣をはだけてぐったり寝ている冒頭の姿でスレた役どころにすっかりはまる。うちわで蚊をはらったり、足首をかいたりする何気ないネコみたいな京マチ子のやわらかい仕草と、久我美子のお堅い…

『稲妻』(成瀬巳喜男/1952/大映)

2人の姉と1人の兄のいる末っ子の清子(高峰秀子)。しかし4人の兄弟はみんな父親が違う異父兄弟。厄介ごとが厄介ごとを招く、ささやかなしあわせとは縁遠い家族の様子を描く。バスガイドをする清子とともに銀座の大通りが映る場面なんかは当時の銀座を知るわけ…

日本映画について

成瀬巳喜男を見ながら成瀬巳喜男みたいな丁寧で計算された美しい日本映画がいまの時代にないのはなんでだろうと思う。小津安二郎や溝口健二もだいすき。こんなにいろいろ作品を残しているにもかかわらず成瀬巳喜男や小津安二郎や溝口健二に通じるいまの日本…

京都『笹屋伊織』のどら焼

毎月21日の東寺の弘法さんのお祭り前後、毎月20日21日22日のみ販売している京都『笹屋伊織』のどら焼。一本1300円と小ぶりながらちょっと高級。ぱっと見はバウムクーヘンのなかに餡がつまっているようなイメージの独創的などら焼き。昨日たまたま京都に行っ…