地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


ワークライフバランス・カフェ

ツイッターのハッシュタグ #wlb_cafe が面白かったのでざーっと読んでみました。そのなかで子どもにお手伝いをさせよう、という話が出てたことについて。


実母も働く母で4人の子どもを産休のみ(育休なし)で育てていたけど、4人の子どもの誰にも「お手伝いして」みたいなことは言わなかったような気がします。そういう発言を聞いたことがない。でも物心ついたときには一番上の姉は料理が上手でよくなにかしら作ってました。兄たちも夕食に簡単なものだけどなにか作ることがよくありました。そうそうカルボナーラを食べたのは姉の手料理がはじめてでした。天ぷらは兄がいちばん上手だったなー。母が帰宅して子どもたちが何か作ってると「ありがとう」「助かるー」みたいな感じで喜んでて、ほんと、たぶんみんな母が好きだったから(毎日じゃないけど)自主的にやってたんだなーと改めて思いました。


末っ子の私はというとキッチンのスペースの問題だったり、手際の悪いちっこいアシスタントが一人いても邪魔なのでごはん関係は恩恵にあずかってただけだけど、キッチンが空いてる時間にお菓子を作ったりしました。いっぱいお菓子を作ってみんながいっぱい食べてくれるとうれしかった。あと上3人が掃除をしないタイプで「チムちゃんはいつも片付けててエライ」みたいなことを言われ続けてうっかり掃除好きにもなりました。


母はかなり自然体で"言わずにお手伝いさせ上手"だったのかも。


ちいさい頃、母といっしょにお風呂に入ると母がよく湯船でうとうと寝てしまうのを見ました。たぶん姉や兄もそういう感じの母の姿をたくさん見てるはず。自分ではっきりと認識できなくても、ちいさくても子どもも何か感じるんだろうなー。