地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『ミーツ・ザ・ハンガリアン・アニメーション Meets the Hungarian Animation!』 マリア・ホルヴァ−ト、イシュトヴァーン・オロス、ケレシュテス・ドーラ等


ミーツ・ザ・ハンガリアン・アニメーション
日本語字幕付き、原語版
◎製作:ケチケメート・フィルム
◎配給:アニドウ・フィルム
さても不思議なハンガリーの昔話!
歌あり、変身あり、冒険あり…。それぞれのユニークな結末は?
リリカルな民話に加えて、アーティスティックな短編も併映!
マリア・ホルヴァ−ト、イシュトヴァーン・オロス、ケレシュテス・ドーラ…
ハンガリーを代表する多彩な作家が登場します。
プログラムA(計91.5分) ★ケレシュテス・ドーラ作品 『ムーン・フィルム』(1979年、5分) 『マジック』 (1985年、5分) 『イチ、ニ、サン』(2005年、4分) ★マリア・ホルヴァート作品 『夜の奇跡』(1982年、9分) 『ドアNo.8』(1983年、1分) 『ドアNo.9』(1983年、1分) 『KAFF オープニングフィルム』(1985-1995年、3分) 『静寂』(2000年、6分) ★イシュトヴァーン・オロス作品 『マインド・ザ・ステップ!』(1989年、6分) 『ザ・ガーデン』(1993年、6.5分) 『叫び』(1995年、3分) ★ハンガリアン・フォークテイルズ A 「フィドルになったお姫さま」「少年の見た夢」「貧乏な男と悪魔たち」「妬みの報い」「双子の王子の冒険」「貧者と利口な馬」
プログラムB(計94分) ★ケレシュテス・ドーラ作品 『顔』(1996年、4分) 『ゴールデン・バード』(1989年、13分) 『柳の微笑み』(2001年、3分) 『ナンダ、ナンダ?』(2002年、3分) ★マリア・ホルヴァート作品 『グリーンツリー・ストリート66番地』(2002年、8分) ★イシュトヴァーン・オロス作品 『ブラックホール--ホワイトホール』(2001年、4分) 『タイム・サイト』(2004年、10分) ★ハンガリアン・フォークテイルズ B 「かくかくしかじか」「靴をはきつぶす王女たち」「天使の羊」「とんまな妻」「金の毛の小羊」「魔法の南京錠」「ツェルセルーシュカ」
上映スケジュール
2/23土〜29金 Aプロ12:00/Bプロ14:00/Aプロ16:00/Bプロ18:00

Aプロのみ。ケレシュテス・ドーラの作品はアニメーションの可能性やアニメーションならではの自由さを感じさせる色彩豊かで楽しいアニメばかり。色や絵が東欧!マリア・ホルヴァートは今回のなかでいちばん好み。アニメーションと呼応する音楽のセンスもすばらしい。『KAFF オープニングフィルム』もおもしろかったけど『ドアNo.8』の手触り感と『静寂』のアニメーションとしての完成度とセンスが抜群。イシュトヴァーン・オロスはあんまり見たことのない手法の絵でおもしろいけど若干眠気が・・・。ハンガリアン・フォークテイルズは物語がきちんとあるし普通におもしろい。ハンガリーに限らず民謡をベースにした外国の物語はシュールで(すぐ殺したりするし)分かりやすい教訓に満ちていないのが好き。

ハンガリアン・アニメーションはレベルが高くて見ていて楽しかった。東欧だから?Bプロもマリア・ホルヴァートが気になる。