地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『鴛鴦歌合戦』(マキノ雅弘/1939/日活)

このマキノ雅弘の映画おもしろそうだなーと思ってチェックしていたら、『鴛鴦歌合戦』は金井美恵子がおもしろいと言っていたはず、と家人が教えてくれた。大瀧詠一も大絶賛の映画らしい。

「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ

「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ

愉快なオペレッタ時代劇。戦前の日本にこんなすばらしい完成度の高いオペレッタがあったとは驚き。劇中の普通の台詞まわしさえ歌う序章のようなリズム感。撮影は宮川一夫。モノクロなのにものすごくカラフルな色、ちょうど『カルメン故郷に帰る』みたいな総天然色な色彩を感じる。オペレッタの楽しさや映画の楽しさを心から味わえる作品。オペレッタやミュージカルで歌が心に残るのはいい映画の条件だよね。

鴛鴦歌合戦 [DVD]

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鴛鴦歌合戦 コレクターズ・エディション [DVD]

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