地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

どうしたら誰もが美しいものと一緒に暮せるやうになれるか

一ヶ月健診

私の一ヶ月健診は先週終わり、今日はミニチムの一ヶ月健診。母に付き添ってもらって万全の体制。ミニチムは車のなかでうとうと、スリングのなかでうとうと、体重測定ですっぽんぽんにされても意識はもうろう、お医者さんに診てもらってるときも(手馴れた様子…

或る日ふと不思議な美の結合を遂げた花と壜

武田百合子『遊覧日記』

武田百合子が娘を連れて出かけた様子を綴ったエッセイ。街の様々な匂い、いい匂いというのじゃなくて、もっと強烈な混ざり合った匂いを感じる文章。そんじょそこらとワケが違うのよ、と言われてるような文章の強さ。ゆるい紀行エッセイなんかを想像してると…

ベビー服の続き

買ったベビー服、せっかくなのでごきげんな日中に着せてみる。おお、ごきげんだとかぶりものの服も特別着せにくいことない(泣いてたりするときっと無理)。まだぶかぶかだけど着れないこともないくらい(布オムツ2枚使いしてるのでお尻が大きいし)。・・・あ、ど…

在るとも、無いとも、わからぬ混沌の中に、

陶酔がある。

『眠狂四郎 勝負』(三隅研次/1964/大映)

下段に構えた剣が一周するまでにこれまで生きていた相手はいない(今回敵の台詞によってはじめて知った)という超スゴイ円月殺法はいまいちその脅威さが分からず、何でお金を得ているのかとか、結構簡単に女の人を手篭めにしたりとか、その漫画みたいな善悪入…

ベビー服

ネットでベビー服を見ててもなんだかワケがわからなくなってきたのでミニチムを母に預けてちょびっとベビー服を見に行く。見に行ったら行ったでどのサイズがどの時期にあてはまるのかいまいちわからず、思案した結果センスオブワンダー(ベビー服関係でよく見…

おめでとう

id:orange-bagelちゃん、出産おめでとうー!id:orange-bagelちゃんが赤ちゃん産んだよーて誰かに言いたい。赤ちゃんが産まれるてハッピー。ミニチムともどもこれからもよろしくね。

小さなものたちのまわりには聖なる静寂がある

『夢追い(A Nous Deux)』(クロード・ルルーシュ/1979/フランス)

ヒロインはカトリーヌ・ドヌーブの逃避行もの。さらけ出すのではなく小出しにする男と女の色気。ハードになりがちなストーリーなのにフランス語でささやきあってるとこういう恋愛映画になるのだという発見。

『君とボクの虹色の世界(Me and You and Everyone We Know)』(ミランダ・ジュライ/2005/アメリカ)

不器用な人々の夢見るような恋や出来事。タイトルも内容もどこかで見たような作品で特別目新しくもなく、ありがちな雰囲気であまり好みではない。君とボクの虹色の世界 [DVD]出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2006/10/27メディア: DVD購入:…

宇宙と交信中

寝ている赤ちゃんが突如びくっとして手足をバタバタさせて宇宙と交信(モロー反射?)している姿が超愛らしい。今日ミニチムは妊婦の友人のお腹を触るという仕事をした(安産祈願)。毎日スリング練習中。だいぶ慣れてきたけどミニチムの出し入れはお布団の上で…

刈谷市美術館「『チェコ絵本とアニメーションの世界』−チャペック、トゥルンカから21世紀の作家まで−」

刈谷市美術館で「『チェコ絵本とアニメーションの世界』−チャペック、トゥルンカから21世紀の作家まで−」という展覧会を5/27まで開催中、というのをテレビのCMで知った。上映会はすでに終わってるけれど、イジー・トゥルンカが監督、美術を務めたアニメーシ…

日がかくれると,庭が眠って、

今日1日のつかれをやすめるんだ、と思ってほっとする。

『男と女の詩(La Bonne Année)』(クロード・ルルーシュ/1973/フランス、イタリア)

『男と女』のラストシーンからはじまる冒頭。ストーリーのテンポ、モノクロとカラー、人物のズームイン、ひと目でルルーシュの映画。ルルーシュ=典型的なフランス映画、というイメージ。これが大人の恋愛!というラストのセリフにちょっとしびれる。ルルー…

ナゴヤ セントラルガーデン

新聞にナゴヤセントラルガーデンの記事。名古屋セントラルガーデンて池下にあるのね。記事にはセントラルガーデンにある「ブランジェリー メゾンカイザー」に長蛇の列、とあって、メゾンカイザーて長蛇の列を作って買うものなんだとびっくり。以前家人が東京…

その想いは彼を伴れて行くのだ。

『恋人たちのメロディー(Smic,Smac,Smoc)』(クロード・ルルーシュ/1971/フランス)

再見。フランシス・レイが盲目のミュージシャンとして、シモーヌ・シニョレの娘カトリーヌ・アレグレ(母娘ともシーズーぽい)がヒロインとして出演。フランシス・レイが自身の「白い恋人たち」「男と女」なんかをアコーディオンで披露。ノーテンキな登場人物…

『ウィスキー(Whisky)』(フアン・パブロ・レベージャ、パブロ・ストール/2004/ウルグアイ、アルゼンチン、ドイツ、スペイン)

超零細工場で働く寡黙な人々、規則正しい退屈にも思える日常生活、少しぎこちない大人の恋愛と生き方。カウリスマキをもう少しドライにした感じの作品。ウルグアイのまっすぐな道、乾いた空気、黄土色の土と水色の空、はっきりした景色がストーリー対照的で…

Antos はみがきジェル

少し前に書いたアグロナチュラのスキンケア。そのアグロナチュラ系アントスの歯みがきジェル(1,260円)に興味。"完全無農薬のオーガニックハーブ、蜂蜜、野菜、果実を日本人向けにブレンドし、歯を白く、口臭を防ぎ、爽快感のある歯みがきジェル"らしい。うち…

ぼくは美しいことをたくさん思い浮かべる

瀬戸國勝のお椀

そういえば自宅で使っている汁椀てちょっとはげてきてるしいい汁椀欲しいなーとぼんやり思っているところへ瀬戸國勝という方のお椀を知る。なんてすてきなお椀。こんなお椀でみそ汁飲みたい!と思わせる美しいお椀。普段使いするお椀がこんなお椀だったらな…

松田道雄『母親のための人生論』

家人がうち(実家)の納戸にある本棚を見ていて発見した松田道雄『母親のための人生論』(暮らしていた私はその本棚をまともに見たことがない)。同じく松田道雄の『私は赤ちゃん』が妙に面白かったので読み始める。いいなー真面目に読むというより読み物として…

ミニチムと1歳児とスリング

リナちゃんとリナちゃんの娘(1歳)とトーカイさんがおいしい羊羹とおいしいケーキをお土産に遊びに来てくれる。わーい。ミニチムも精一杯愛想をふりまいていた(ような気がする)。リナちゃんとトーカイさんにいっぱい抱っこしてもらって私に抱っこされるよりな…

ボッチチェリの絵の下にある壜はヴェルモットとドムの空壜。

子どもの日と菖蒲湯

5月5日は「子どもの日」で「端午の節句」で「菖蒲湯の日」。実家では菖蒲の葉とよもぎをしばったものを湯船のお湯につけて痛いところや調子の悪いところをたたく(と治るらしい)。というわけで出産関係で痛めた腰やら足やらをたたいておく。治りますように。…

台湾料理『味仙』としじみ

家人としじみの話をしてるとき「前に台湾料理のお店でしじみの酒蒸しみたいの食べたよね」と言われ、思い浮かべたのは大阪・備後町にある『幸福粥店(ハッピーコンジー)』で、えーそんなの食べたっけ?と反応したら(今思うとそもそも幸福粥店は台湾料理じゃな…

GW後半

GW後半の3日間家人が再び来てくれる。またもミニチムのお世話に大奮闘。そういえば4日に高校のときの友人2人が遊びに来てくれたのだけど、すでに先輩ママの彼女たちにいろいろ育児関係について教えてもらう。赤ちゃんの吹き出物とか赤ちゃんのあやし方とかお…

触ってごらんなさい、

一つの現実です