地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『引き裂かれた女(La Fille coupe'e en deux)』(クロード・シャブロル/2007/フランス)


お天気キャスターのガブリエルと初老の売れっ子作家と資産家の御曹司との三角関係。この関係を客観的に描くのがとても上手でありふれた話にしない。波乱に満ちた瞬間が終わっても人生は淡々と続いていく。マジシャンの助手になって舞台上でこっそり泣くガブリエル。ラストがいい。シャブロルの終わり方は大人で気持ちがいい。