地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『天井桟敷の人々(Les Enfants du Paradis)』(マルセル・カルネ/1945/フランス)

なかなか見れずにいた映画をやっと見ました。

19世紀の半ばパリを舞台にした2部構成からなる人々の恋愛絵巻。195分もあるのにこの作品のなかにいるのが心地いい。ガランスが絶世の美女なのがちょっとよく分からないけど、ロマンチックでナイーブなバチストのマイムはすばらしいし、街の雑踏も大衆も人を愛することも憎しみも悲しみも、何より映画自体が美しい映画。


天井桟敷の人々 [DVD]

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