地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


動かない空気が私を窮っている。


アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)の初の路面店がこの春、表参道ヒルズに出店。いいなーと思いつつパンツ1着11万超えなので買えないけど見てみたい・・・。

そういえば昨日、柳々堂前川國男関連の本を買いに行ったのだけど、さすが建築関連専門の書店だけあって探していた本はお店のおばちゃんにすぐに見つけてもらった。あったあった、と喜んでいると奥から別のおばちゃんが出てきて「いま前川國男の生誕100年記念の展覧会、東京でやってるんですよ、今週末までなんですけどね。そのあと青森でやる予定で。そのあと新潟、あっ新潟っていうのは前川國男が生まれた土地でしょ、それから福岡。関西でも京都あたりに呼ぼうとしてるんですけどねえ」といろいろ説明していただいて(私はへえとか相槌打ってるのみ)、そのおばちゃんがものすごく前川國男を好きなのか、建築自体を愛してるのか、どっちもなのか分からないけど、私がひとことお店で「前川國男」と言ったことで、わざわざ奥からすっとんで来てくれて、なんか、時々柳々堂を利用するけどちゃんと建築書籍買わないと、とかとても思った。ファッション誌やオレンジページとかじゃなくて。

中之島・graf media gm にて今日から8月27日まで「tenants」展という6ヶ月に渡る展覧会に行く。毎月違う作家さんたちによるテナント(ギャラリーが部屋でくぎられている)が出店されるそうで、並んでる名前を見ると楽しい。3月は KOSUKE TSUMURA、FINAL HOME(ファイナルホーム) の津村耕佑と、KATHY、林智子。津村さんのテナントでは落書きをしたり(落書きOKなので)カモフラ柄の鶴を折ったりした。書いてる最中にちょうど全身ファイナルホームの津村さんご本人がやってきたのでちょっと驚く。あっどうも、とかしょーもないことを言った気がする。なんて気が利かない・・・。なかなか楽しい展覧会。いろいろ行ってみよう。

一日遅れのひなまつり。庄野潤三さんの小説に頻繁に出てくる徳島風ちらし寿司「かきまぜ」を作ってみたかったのと(といってもレシピがあるわけではないのでイメージ)、ひなまつりをかけて。徳島はひじきがよくとれるらしいのでひじき・かんぴょう・人参・干ししいたけを具にしてまぜてみた。庄野さんとこのはこんな感じかなあ? 汁物は菜の花のお吸い物。なかなかおいしくて家人とふたりで完食。おなかいっぱい。