ゆうきまさみ『新九郎、奔る!』から応仁の乱周辺へ
ゆうきまさみ『新九郎、奔る!』から室町時代へいざなわれております。
そもそも室町時代について中学生くらいの知識しかなかったところへ、この『新九郎、奔る!』の細かい人間関係が素直におもしろくて、応仁の乱について知識を深めようと、ただいま猛烈な室町時代および応仁の乱(周辺)ブーム。足利歴代将軍が名前だけでなく特徴づけて思い浮かべられる楽しさ。応仁の乱の混沌さも、終結後に火種がちらばったままなのも、調べることが多すぎて横道に脱線しすぎるのもわくわくします。
あー京都で応仁の乱関連の地をめぐりたい……
応仁の乱といえばこれを読まねばと思い、呉座勇一のベストセラー書『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱 』。いろいろ並行しながら読んでて、おもしろいけどなかなか読み進まず、まだ応仁の乱に入ってないという…… これを読み切ればどんな応仁の乱の文献でもすいすい読み切れると思われます。
河合正治『足利義政と東山文化』は呉座勇一にくらべるとだいぶ読みやすい。
ムック本『図解応仁の乱』。ざっくりしてます。ムック本くらいになると『新九郎、奔る!』のほうが圧倒的に情報量が多い。
子どもにも布教中。『小学館版 学習まんが はじめての日本の歴史 6 室町幕府と民衆』。一冊にまとまってるので内容的にはぎゅうぎゅう。要点をきちんと描いていてなかなかよかったです。ただはじめて室町時代に触れる子どもがこれをおもしろいと思えるのかわかりません。
歴史に弱い私の教科書『詳説日本史研究 』。概要なので掘り下げているわけではないけど、流れをつかむのによいです。高校から日本史を選択しなかった私から見ると、太字で書かれているような言葉も知らないことが多いです。勉強勉強。
竜ヶ岩洞と徳川美術館『特別展 徳川将軍ゆかりの名刀』と中之島香雪美術館『特別展 「明恵の夢と高山寺」』の鳥獣戯画
GW中のちょっとしたおでかけ。
静岡県にある竜ヶ岩洞。鍾乳洞です。鍾乳洞はかなり美しくておもしろいのに鍾乳洞周辺のB級ぶりも別の意味でおもしろい。私は小さい頃に行ったことあるらしいけどおぼえてなかったー
名古屋の徳川美術館。現在『特別展 徳川将軍ゆかりの名刀』を開催中。
とくびぐみそろいぶみ期間という刀剣乱舞に関係する刀展で、子どもたちが熱くなっておりました。現在、本作長義(山姥切長義)、南泉一文字、物吉貞宗、後藤藤四郎、鯰尾藤四郎が展示されています。本作長義を最前列で見るのに90分待ち、京のかたな展の三日月宗近ばりの人気。本作長義は男らしく美しい存在感のある刀でした。90分も待ってられないので2列目から熱心に見ておりました。他の刀も相当な人気で刀剣人気冷めやらずな感じでした。刀剣以外の展示もなかなかおもしろそうだったのだけど、子どもたちにお付き合いしていたためゆっくり見れず、機会があればまたゆっくり見たいところ。
大阪の中之島香雪美術館。現在『特別展 「明恵の夢と高山寺」』を開催中。
国宝「鳥獣戯画」を展示をしています。全4巻中、前期は1-2巻、後期は3-4巻。はじめて「鳥獣戯画」を目の前で見てちょっと感激。鳥獣戯画もいいけど、白い鹿を描いた春日鹿曼荼羅も、おーこれがーと感心したり、地獄の絵もおもしろったし、いま室町時代の本を読んでいるせいで、足利6代将軍・義教の花押に胸が熱くなったりしてました。中之島香雪美術館は規模的にも見やすくてよいと思います。
長いと思っていたGWもあっという間に終わりそうです。明日は衣替えをしなくては……
京都・村上開新堂のクッキー缶
5か月待ちで手元に届いた京都・村上開新堂のクッキー缶。
どーん。
どどーん。
美しい!