地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『ハチミツとクローバー』(高田雅博/2006)


(前向きな意味で)ぼんやりぬるい映画だと承知であえて見たいときがあります。だいぶ前に見たけどわりと覚えてました。バイトもしてなさそうな美大生(蒼井優)がミナペルホネン……何度見ても気になる。そういうアプローチはいまいちさに拍車がかかる。でも森田役の伊勢谷友介がばつぐんにかっこよいです。加瀬亮が好きな時期もあったけど、加瀬亮のオーバーサイズ気味に作り上げた下半身のシルエットはちょっと苦手。分かりにくいけどこういうの苦手なひとっているかな。


山下敦弘天然コケッコー』は原作の雰囲気をかなり再現した良作品で、この『ハチミツとクローバー』も原作の雰囲気を再現してるけど、この勝敗の差は物語の展開の仕方かなー ハチクロは2時間という長尺で(こういう物語としては)ながすぎた。マンガが読みたくなります。