地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


アンドレアス・グルスキー展とJapan Electroacoustic Music Concert -日本の若き電子音楽作曲家による、アクースモニウム空間音響芸術演奏会-@国立国際美術館


午前中、国立国際美術館で開催中のアンドレアス・グルスキー展に行ってきました。ドイツの現代写真を代表する写真家の日本初の個展ということで会場はにぎわってました。我が家と同じく案外子連れも多かったです。


アンドレアス・グルスキーという名前すらちっとも知らなかったけど、浮きでてくるような遠近感が崩れるような不思議な構成で相当手が込んでて、圧巻のスケール感の写真はかなりおもしろかったです。どうやって撮ってるの? 写真ておもしろいね。ミニチムもハムコもいっしょだったのでできなかったけれど、本展覧会の音声ガイドはグルスキーによる選曲BGMとあって、聞いてみたかったです。どんな選曲なのか分からないけどこのBGMとこの展覧会を同時に体験できたらかなりおもしろそうです。




午後は同じ国立国際美術館でイベント「Japan Electroacoustic Music Concert 日本の若き電子音楽作曲家による、アクースモニウム空間音響芸術演奏会」に私だけ参加。またも主婦ポツン参戦。概要は下記。

Japan Electroacoustic Music Concert
日本の若き電子音楽作曲家による、アクースモニウム空間音響芸術演奏会


音楽の在り方が今まで以上に問われる現在において、「場」という問題が重要な意味を持っています。今回は、スピーカーのために作られた電子音響音楽(テープ音楽、ミュージック・コンクレート/アクースマティック、電子音楽など)を、コンサートで発表するための多次元立体音響装置である「ア クースモニウム」を使用した演奏会を開催致します。
アクースモニウムとは、コンサート空間に自由に配置された複数(通常は 16 個以上)のスピーカーを、ミキサー上のフェーダーを操作することによって、様々な音響空間を表現する為のシステムです。
また招待作品として、日本のコンピュータ音楽の草分けの一人である上原和夫氏、2005年~2008年にドイツ国営放送から委嘱作品を発表された石上和也氏の作品を演奏し、日本におけるアクー スモニウムの第一人者である檜垣智也氏に招待作曲者として出演して頂きます。
16時より、川崎弘二氏(『日本の電子音楽』著者)、檜垣智也氏、森下明彦氏(国立国際美術館客 員研究員)、林恭平の 4 人によるアフタートークを行います。
会場:国立国際美術館 B1 講堂
開催日:2014 年 2 月 9 日(日)
開催時間:開場 13 時 30 分 開演 14 時 00 分 終演 16時30分
入場料:無料 入場定員:80 名

会員:新居正教 高野大夢 中田耕太郎 永野隆満 永松ゆか 渡邊裕美 上瀬留衣
招待作品作曲家:上原和夫 石上和也 招待作曲家:檜垣智也
アフタートーク:川崎弘二 檜垣智也 森下明彦 林恭平


主婦が言うのもアレなんだけど、前半の若手演奏家の方々の電子音が二番煎じ的というか新しさを感じませんでした。わくわくしない。時代は止まってる? 当然というか後半の方々の曲のほうが断然よかった。しかしそれ以上に川崎弘二さんと檜垣智也さんの微妙な一触即発アフタートークがおもしろかったです。


帰り道に思いついてテリーライリー。この迫りくるドキドキ感!



In the Summer - Terry Riley - YouTube