地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー(Deux de la Vague)』(エマニュエル・ローラン/2010/フランス)


フランソワ・トリュフォー大人は判ってくれない』から50周年になるのを記念して製作。フランソワ・トリュフォーと、ジャン=リュック・ゴダールというヌーヴェルヴァーグの二大巨匠を追ったドキュメンタリー。ふたりの友情から決裂までを描きます。


大人は判ってくれない』のジャン=ピエール・レオーのオーディション風景の映像、ゴダールフリッツ・ラングへのインタビュー映像が見れるのは貴重。『大人は判ってくれない』『勝手にしやがれ』のクローズアップのもととなった、ベルイマンのハリエット・アンデルセンのクローズアップを重ねて見せる分かりやすさや、特にゴダールの映画を切り取りで見られるというちょっと楽しい気分になれる映画。


観終わったあと、切り取りでは見たりないゴダールの映画をまた見たくなります。