地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『安城家の舞踏会』(吉村公三郎/1947/松竹)


安城家の舞踏會 [DVD]

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戦争終結と共に訪れた名門華族である安城家の崩壊という悲劇。安城家最期の記念に華族を象徴する舞踏会を開くこと。元婚約者に往復2回おまけに1回ひっぱたかれたあとの森雅之の高笑い→ピアノの前に座り華麗なショパンの革命を弾く、遠山を追いかけて逢初夢子が砂浜でごろごろ転げまわったり、大きな身体の原節子がお父様に向かって猛ダッシュの末タックルしたり、森雅之、逢初夢子、原節子の3兄弟のおもしろシーンが散りばめられています。そして妙にさわやかなラスト。なんというか誰にも感情移入できないけどへんな映画です。


楢山節考』の宮口精二も実年齢40代にもかかわらず相当なおじいちゃんだったけど、この作品の殿山泰司も当時32歳とは思えぬ老け役でなかなか衝撃を受けます。