地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『SOMEWHERE(SOMEWHERE)』(ソフィア・コッポラ/2010/アメリカ)観てきました




ものすごく良かった。おもしろかった。


スティーヴン・ドーフもいいしエル・ファニングもいい。父親だったり娘だったり第三者になったりいろんな視点になってあらゆる場面で泣ける。父親と娘の間に存在する完全で永遠の愛情、娘と向き合うダメだけど愛おしい父親。空虚さや孤独さを示すジョニーのフェラーリ。ソフィア・コッポラ抜群のセンスで、エル・ファニングが最高にかわいい。はにかんだ笑顔も、泣いてくしゃくしゃになった顔も、ソフィア・コッポラの目で撮る女の子はものすごくかわいくなる。ものすごく趣味がいい。すがすがしくすばらしいラストにまた涙。


クレオが「sudoku数独)」しているシーンがあるんだけど、数独の人気てもしや世界規模なのかな。まだ4月だけど、今年公開される映画ではおそらくナンバーワン。この映画を超える映画はなかなかないと思われます。


帰り道、私は娘たちと向き合ってるかなーなんてぐるぐる考えながら、プリキュアのガチャガチャをミニチムにお土産で買って帰宅。