地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『それでも恋するバルセロナ(Vicky Cristina Barcelona)』(ウディ・アレン/2008/スペイン、アメリカ)


それでも恋するバルセロナ [DVD]

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なんか歳をとるにつれてどんどんウディ・アレンが好きになってく気がします。ウディ・アレンの映画は好き好きだと思うけど、いったん好きになるとなんかずぶずぶハマってく感じ。小気味よく展開するお話で軽妙なコメディ。ハビエル・バルデムの底の深い強烈な色気やペネロペ・クルスのキレ方とかスカーレット・ヨハンソンの風船みたいなおっぱいとか、なんかすべてがウディ・アレンによる上手な演出に思えてくる。ていうか上手だよなあ。名作でも傑作でもない、でも楽しい映画はそれだけで価値があります。