『ハーフェズ ペルシャの詩(Hafez)』(アボルファズル・ジャリリ/2007/イラン、日本)
麻生久美子が(ひと単語も分からないけど)ペルシャ語とアラビア語を話すチベット帰りの現地人の設定だと思わずちょっとびっくり。ちょっと無理があるよね……。1/3くらいイスラム社会という文化の違いと意味深でストーリーが分かりづらく、最後の最後でどうなった?という消化不良が残念。ちなみに麻生久美子は主人公ではなくハーフェズの青年の苦しみを描いた作品。でも雰囲気はとてもいいし異国の風が心地よいです。
イランの弦楽器サーズをかき鳴らして歌う音楽や、音楽性のある祈祷が日本のアンダーグラウンド音楽シーンで活躍する人々に見えて仕方なかったのだけど当然元はこっちのほうで、どう見てもイランの方々の演奏のほうが圧倒的に良くて好み。サーズていい楽器だなあ。
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