地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『ハーフェズ ペルシャの詩(Hafez)』(アボルファズル・ジャリリ/2007/イラン、日本)

麻生久美子が(ひと単語も分からないけど)ペルシャ語アラビア語を話すチベット帰りの現地人の設定だと思わずちょっとびっくり。ちょっと無理があるよね……。1/3くらいイスラム社会という文化の違いと意味深でストーリーが分かりづらく、最後の最後でどうなった?という消化不良が残念。ちなみに麻生久美子は主人公ではなくハーフェズの青年の苦しみを描いた作品。でも雰囲気はとてもいいし異国の風が心地よいです。

イランの弦楽器サーズをかき鳴らして歌う音楽や、音楽性のある祈祷が日本のアンダーグラウンド音楽シーンで活躍する人々に見えて仕方なかったのだけど当然元はこっちのほうで、どう見てもイランの方々の演奏のほうが圧倒的に良くて好み。サーズていい楽器だなあ。

ハーフェズ ペルシャの詩〈うた〉 [DVD]

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