地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


おかあさんとコロッケ

id:kaerudayoさんのエントリー。
おかしくなるさぁ、毎日だもん
本日ミニチムの夕ごはん時に上記を彷彿とさせる事がありました。今日はパン粉とパルメザンチーズとオリーブオイルと塩コショウ、あと香草をまぜたものを鶏肉の上にのせてオーブンで焼いた料理がメインだったんだけど、それを食卓に出したところミニチムが指差して「ころっけ!」と言いました。最近コロッケを好きになり(揚げ物で食べる唯一のもの)「ころっけ、ころっけ」と言って喜んで食べるので私も好きな食べ物ができてきたことがうれしくてコロッケをよく出すようになってたのでした。「これは実はコロッケじゃないんだよねー鶏肉だよ」と友好的に回答するもコロッケの衣みたいなものがあるのにコロッケじゃないのが分からないらしく「ころっけ!」と何度か繰り返したあげく、「ころっけえええ!」と大泣きし始めました。理不尽な事態に、そうだお弁当用にとっておいたコロッケがあったっけ、と思ってチンして出したらちょっと冷ましたもののまだちょっと熱かったようでひとくち食べて「うわあああああん」とさらに大泣き。でも「まだ熱かった?だいじょうぶ?」という私から皿をうばいとってコロッケをまたひとくち食べ、熱い(むしろすでにぬるいのだけど)のでまた泣き、それでもなんとか自分好みに冷めてきたので泣きながらコロッケを完食。おかわりを要求されたのだけどもうないので「もうコロッケないんだよ」というとまた大泣き。そしてふと保育園の帰りに私が言った何気ないひとこと「お家帰ってごはん食べたらアンパンマン見ようかー」(最近アンパンマン好きになりました)を思い出したらしく「あんぱんまんーあんぱんまんー」ともうワケわかんなくなってると思うんだけど泣いてテレビを要求。

というなんかものすごく非生産的で非合理的な事態に陥っていました。結局食事の途中でアンパンマン見せたんだけど。「テレビはごはん食べてからね」と諭すことができればベストなんだろうけどブチギレた1歳児にはなかなか手がつけられないのが本音で、平日の私とふたりのときの夕ごはん時にそこまで意地になって自分の思い通りにするパワーもすでになく、理不尽な子どもの言う通りにしてしまったりするのです。

今日の教訓はコロッケが十分ないときに(ミニチムから見て)コロッケを髣髴とさせる料理は作らない、です。