地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『ロミオとジュリエット(Romeo e Giulietta)』(フランコ・ゼフィレッリ/1968/イギリス、イタリア)

シェイクスピア原作の『ロミオとジュリエット』といえばなんといってもフランコ・ゼフィレッリ版のオリヴィア・ハッセー主演作。と「CINEMA APIED」で執筆されていた方がいたなーと思って見てみる。当時15歳のオリヴィア・ハッセーのあどけなさと美しさが同居した顔立ちに叶姉妹ばりの肉体美というアンバランスさがかなりハレンチで思わず見とれる。たった5日間の激しい恋。ハーレクインロマンス。ロミオ(15歳)とジュリエット(13歳)のラブシーンがいやらしすぎ。愛しあう10代のセキララさに思わずどきどきする。オリヴィア・ハッセーとレナード・ホワイティングの美少女美少年があまりにぴったりでさらにシェイクスピアの独特な詩的な台詞を自分の言葉として放つ演技力。たしかに他の『ロミオとジュリエット』を見る気にはなれないかも。

ロミオとジュリエット [DVD]

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