地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


見てみたい映画について マノエル・ド・オリヴェイラ『夜顔』、ハナ・マフマルバフ『ブッダは恥辱のあまり崩れ落ちた』

今年99歳のオリヴェイラの新作『夜顔』。カトリーヌ・ドヌーブの『昼顔』の38年後という設定だけどカトリーヌ・ドヌーブではなビュル・オジエ主演。テアトル梅田で2/8まで上映されているけどタイミング的に行けないので残念(映画はさすがに預けないと行けないし)。

マフマルバフファミリーの19歳の末っ子ハナ・マフマルバフの初長編監督作品『ブッダは恥辱のあまり崩れ落ちた』。昨年11月に東京フィルメックスで上映されていたみたいで、たまたま予告動画をネット上で見て見たくなった。6歳のアフガンの少女を主人公に戦争やタリバンについて描いた寓話的作品らしく(いわわゆるまつげばさばさのキュートな子どもを前面に押し出した系のイラン映画とは違うみたい)、19歳でこういう映画を撮ってしまうことに恐れ入る。イランという国、マフマルバフの家族だということ、置かれた環境によって人はぜんぜん変わるのだろうなと思う。

『ブッダは恥辱のあまり崩れ落ちた』というタイトルは父であるモフセン・マフマルバフ監督の著書「アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ」からの引用。

アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ

アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ

  • 作者: モフセンマフマルバフ,Mohsen Makhmalbaf,武井みゆき,渡部良子
  • 出版社/メーカー: 現代企画室
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 単行本
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