地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『愛人ジュリエット(Juliette ou La Clef des Songes)』(マルセル・カルネ/1950/フランス)

マンガの王子様みたいなジェラール・フィリップが演じるとおとぎの国のお話度がさらに増す。恋に恋する絵本の世界。白黒なのに色彩を想像できる美しい映像。『ブリガドーン』(ヴィンセント・ミネリ/1954/アメリカ)と話がかぶる(製作年は『ブリガドーン』のが後だけど)。ラストも同じく夢の世界にいる現実的でないかわいらしい理想の女性の元へ舞い戻るのだけど、"男の夢"てそんなもんか?と女側から見ると少々悪態をつきたくなるストーリー。

愛人ジュリエット [DVD]

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