地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『マリー・アントワネット(Marie Antoinette)』(ソフィア・コッポラ/2006/アメリカ)

普通の女の子として描かれた王妃マリー・アントワネット。フランス語だったらもっとよかったのにと少し残念。幼い頃夢中で本を読んだ感覚を思い出す。ピンクや水色のパステルカラーの華やかな部屋やドレスや髪飾り、豪華な朝食に素敵なお庭、食べきれないくらいの綺麗なお菓子、夜会にダンスにふかふかのフリル付きベッド。キルスティン・ダンストマリー・アントワネットがものすごくかわいくて、ペットのパグも愛らしく、キュートなフリンジやバラのモチーフをあしらったマノロ・ブラニクの心躍る靴たち、少々遠のいていた少女心に一気に火をつける映画。たいがいの男の人のつまんない批評は一切読まなくていい。