『マリー・アントワネット(Marie Antoinette)』(ソフィア・コッポラ/2006/アメリカ)
普通の女の子として描かれた王妃マリー・アントワネット。フランス語だったらもっとよかったのにと少し残念。幼い頃夢中で本を読んだ感覚を思い出す。ピンクや水色のパステルカラーの華やかな部屋やドレスや髪飾り、豪華な朝食に素敵なお庭、食べきれないくらいの綺麗なお菓子、夜会にダンスにふかふかのフリル付きベッド。キルスティン・ダンスト=マリー・アントワネットがものすごくかわいくて、ペットのパグも愛らしく、キュートなフリンジやバラのモチーフをあしらったマノロ・ブラニクの心躍る靴たち、少々遠のいていた少女心に一気に火をつける映画。たいがいの男の人のつまんない批評は一切読まなくていい。