地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『男と女(Un Homme et Une Femme)』(クロード・ルルーシュ/1966/フランス)

男と女の恋に落ちる過程。カラーやモノクロ、セピア色を効果的に取り入れた映像(経費節約のためだったと言われるけれど確信的に思える)。フランシス・レイの気の抜けるような音楽。ダバダバダ。アヌーク・エーメの亡き夫役ピエール・バルーが非常においしい役どころで出演。「ボサ・ノヴァ・サラヴァ」を陽気に歌うピエール・バルーを思い出すアヌーク・エーメの気持ちは分からなくもない。フランスの港町ドービル、木製の桟橋、赤いマスタング、冷たい空気や雨や風と対比する恋心、サン・ラザール駅。すべてがずるいほど雰囲気勝ち。

と、たまたま私は『男と女』を見ていたのでちょっとリンクしたような気分になってうれしかったりしたよ。<ニョッキ

男と女 特別版 [DVD]

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