地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


探さないのにいうべきことや


なすべきたった一つのことが見つかる。

映画『犬猫』(井口奈己/2004)。榎本加奈子藤田陽子主演。PFFアワードで受賞したインディーズ作品を自らリメイクした映画。くどい演出も愛憎劇もない淡々とした雰囲気はなかなか好きだけれど、日常のなかのささやかな事件や出来事を綴るというのはずいぶん見ていて、その中でも面白いほうだとは思うけれど、それだけ。おそらく、すばらしくもないし、すばらしいパンチのある作品を撮りたかったわけでもない監督の真意を考えると作品は成功しているんだと思う。

犬猫 [DVD]

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井口奈己という人について、たまたま雑誌に露出してインタビューを読んだのだけど、あんまりしゃべらないほうがトクなのになーという感想を持った。しゃべって損するタイプぽい。たぶん素直な人なんだと思う。

先日買っためかぶについて。パックを開けてくんと匂いをかぐ。本当はお味噌汁の具にしようと思っていたのだけど危険を感じ(機転をきかせ)、1パックをそのままお皿にうつして付属のタレをかける(お皿に盛ったときに案外量があったのでちょっと動揺)。家人も未知の味の様子。私は一口食べてその口のなかにぷうんと広がる濃厚な磯の味に挫折。家人はちょっと怒りながら全部たいらげてくれた。家人もあまり得意な味ではない様子。勢いで3連パックを買い、残りの2 パックは冷蔵庫の中。家人、よろしくお願いします。

今週末作ったパンはバター入りでふかふかやわらかい。でもバターを入れないバージョンも好き。突然パンを作る週末の日々。

お弁当について考える。ほぼ毎日持参するお弁当の中身はだいたい変わりばえのしない品々。冷凍食品も使うし晩ごはんの残りものも入れる。まあそれはそれでいいのだけど、こうもっとやっぱり作品『おべんとう』の監督・演出・脚本の身としてはもっと楽しいほうがいいに決まってる。で、クウネルの別冊『私たちのお弁当』を(やっと)購入。他人のお弁当て楽しい!自分のために月火くらいはがんばりたい。

私たちのお弁当 (クウネルの本)

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そごう心斎橋本店で「京の雅老舗の会」という催し。下賀茂神社前にある「亀屋粟義(かめやあわよし)」の加茂みたらし団子目当て。5本で525円のテイクアウトを頼むと感じのいい包装でちょっとうれしい。5つの団子で先のひとつだけがちょっと離れてるのは人間の身体を模しているそう(先は頭?)。意外とさっぱりしたみたらし団子で美味しかった。あと三条通河原町に本店がある刃物屋さん「菊一文字」でピンセットも買う。「菊一文字」は新撰組・沖田総司の愛剣だったとか。