地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


「泥と惨状と死を撮る」

映画『CAPA in Love & War(Robert Capa: In Love And War)』(アン・メークピース/2003/アメリカ)。報道写真家ロバート・キャパのドキュメンタリー。弾丸が飛び交うなか、軍服を着て、銃ではなくカメラを構える。銃は応戦できるがカメラでは手ぶらに等しい。けれど最前線で極限まで近づいて死の瞬間を撮る。誰にも撮れない瞬間を撮る。ライカを持ったまま死んだキャパは41歳だった。写真自体がやらせだという話もあるけれど、当時の状況下でそういった演出をしてまでも、キャパの写真が様々な意味を包括し偉大であり、写真を知らない私ですら写真の意味を考えたという事実。

映画『しあわせの法則(Laurel Canyon)』(リサ・チョロデンコ/2002/アメリカ)。優等生カップルがちょこっとハメをはずす話。とても退屈な映画。

愛・地球博に行かねば。モリゾーとキッコロが待っている。