地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


折った歯。はじめてのキス。夏の蚊、冬の青蝿。

胡蝶蘭を一株いただく。とりあえず枯れないといいけど。

家人と「探偵!ナイトスクープ」の公開録画へ行く。朝日放送へ行くと思いのほかたくさんの観覧希望の人がいて驚く。しかも女の子ばかり。午後6時45分開場なのに最前列の人たちは午後1時くらいから待っていた様子でさらに驚く。誰目当て? 本物の西田敏行局長とオープニングテーマにあわせての拍手でちょっと涙が(感動)。そしてゲストに忌野清志郎が出てきて興奮。初・ナマ清志郎。面白かった。

映画『洗濯機は俺にまかせろ』(篠原哲雄/1999)。東京下町話のこういう映画てよくあるような気がするのだけど、とてもさえない。そして共感しない。びんぼうくさくて、そのうえ何もない。夢見がちな私としてはもっとも苦手なジャンルかもと自覚してきた。

映画『夏休みのレモネード(Stolen Summer)』(ピート・ジョーンズ/2001/アメリカ)。ゆるく見られる映画というよりドラマ。

映画『blue』(安藤尋/2001)。市川実日子小西真奈美。思いのほか楽しめたのは、これはいま私たちの世代版の『櫻の園』であり、現実と幻想と妄想とあこがれが交じり合う一瞬であり、原作・魚喃キリコとは別の世界を構築し、遠い視線で彼女たちを映すカメラはそのまま私の視線になったから。微小な物音に懸命に耳を澄まし、あの海へ続く道を、海の映像を、1分も1秒もとり逃がしてはいけない。