地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


眼を閉じて声を消すことはできない。


映画『テディベアのルドヴィック』(コ・ホードマン/1998-2002/カナダ)を観に行く。ホードマンの作品は日常のほんの一瞬の出来事を丁寧にアニメにする。「自分の孫に見せたい作品」というだけあって毒のないストレートに思える作品な反面、子供に対する期待や希望の視線が過剰にテディベアに込められている気がしていまひとつ素直に観られなかった。『砂の城』(1977)を期待していると少し違うかも。

映画が終わると鼻水をすする音がした。「めっちゃかわいいなあ」という言葉も聞こえた。ホードマンのテディベア自体は正直別にかわいくないと思う。そういえばクルテクもかわいいて言っている子がいたなあ。あっ かわいいのレベルがかみあわなくなってるよ。

映画『インテリア(Interiors)』(ウッディ・アレン/1978/アメリカ)。ウッディ・アレンのシリアス映画をはじめて見たような。ベルイマンとは言わないけれど質感は好き。ラストの母の入水自殺のシーンと三姉妹の横顔が印象的。