地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


空気は窒息し、光は雷に打たれた


フィンランドのブランド、ペルティ パームロスのレインブーツがかわいい。かわいい傘にはあまりひかれないのは傘はどこかに忘れてきてしまいそうだからという貧乏性。

映画『ジャンヌ 薔薇の十字架(Jeanne la Pucelle Les Prisons)』(ジャック・リヴェット/1994/フランス)。ジャンヌ・ダルクの生涯を綴った2部構成の作品で前編「ジャンヌ 愛と自由の天使」に続く後編。囚われの身のジャンヌが火刑台にかけられるまでの物語。強くあろうとし男になりきろうとする「ジャンヌ 愛と自由の天使」から、女であるがゆえの苦悩や苦痛に満ちた2部。鏡に映る自分、恐怖。男であろうとした女の半生は決して男にはなれない女の半生に変わる。イエス様、と絶叫するラスト。英雄ではなく、ひとりの女としてジャンヌを描くこと。

映画『愛しのタチアナ(Take Care of Your Scarf Tatiana)』(アキ・カウリスマキ/1994/フィンランド)。カウリスマキの淡々とした殺風景な映画はハマるときとハマらない時があって、こちらは後者。